普遍的な話
エッセイと小説や論述 小説と論述 〜世界への理解の仕方の違い エッセイの違いは? エッセイは書き手の視点で綴られる 参考となる本 【モンターニュ『エセー』】 【パスカル『パンセ』】 エッセイと小説や論述 ついでに小説とエッセイの違いについても少し考…
創作と論述 〜周りの世界に対する表現の仕方が違う? 創作と描写 【モンテーニュ『エセー』】 論述と世界 創作と論述の違い 創作と論述 〜周りの世界に対する表現の仕方が違う? 創作と描写 創作は描写が入りますが、他の文芸ジャンルではまずありません。小…
言葉のジャンルの違い 〜小説、エッセイ、評論、論文…どこがどう違うんだろうか… 小説とはどんな表現か 書かれるもののジャンル性 書き手の立場の違い 参考となる本 【小谷野敦『評論家入門』】 【マルサス『人口論』初版/6版】 言葉のジャンルの違い 〜小説…
言葉と視覚世界 〜目に見えるものを言葉にすると世界は分断され置き換えられる? 恣意的な結合としての記号 小説と視覚世界 視覚=空間世界とその記号化 記号の並べ順=直線化 参考となる本 【バルザック『ゴリオ爺さん』】 【山口昌男『山口昌男コレクション…
言葉と意味づけ 〜言葉の意味は意味なく決まる!? ソシュールによる言葉と意味の関係 恣意性と差異化 世界認識と言語化 参考となる本 【ソシュール『一般言語学講義』】 【丸山圭三郎『ソシュールの思想』『ソシュールを読む』】 言葉と意味づけ 〜言葉の意…
言葉と現実 〜言葉って、本当に言いたいことを表しているのかしら 時間と持続 小説と持続的時間 時間の重みと言葉 言葉と現実の緊張関係 参考となる本 【ベルクソン『時間と自由』】 言葉と現実 〜言葉って、本当に言いたいことを表しているのかしら 時間と…
言葉と時間 〜レッシングを参考にしてみよう! 言葉の直線性=時間的 レッシング『ラオコーン』のお話 絵画=空間的芸術、小説=時間的芸術 描写による小説的時間の停止 小説的時間と直線性 参考となる本 【レッシング『ラオコオン』】 【バルザック『ゴリオ爺…
論理と直線性 〜って、ホンマかいな 言葉 〜音と単語と文と文章 文章と直線性 直線的順序と論理 参考となる本 【時枝誠記『国語学原論』】 論理と直線性 〜って、ホンマかいな 言葉 〜音と単語と文と文章 言葉は音だけではありません。単語だけでもありませ…
言葉と規則、そして意味と論理 〜表したいことは順番に、かな? コミュニケーションと規則 文化的規則と言葉の規則 文化的規則より先にあるはずの言葉の規則 音の組み合わせと言葉 文章=文法と規則 言葉と規則、そして意味と論理 〜表したいことは順番に、か…
言葉の規則と文化の規則 〜人間と他者、っていう規則ですね 言葉と人間 他者と規則 言葉の規則の違いと文化の規則の違い 参考となる本 【アリストテレス『政治学』】 言葉の規則と文化の規則 〜人間と他者、っていう規則ですね 言葉と人間 言葉というものが…
ジョルダーノ・ブルーノと宇宙の無限とイエスの価値 ブルーノと宗教裁判 【清水純一『ルネサンスの偉大と退廃』】 宇宙と無限 【野田又夫『ルネサンスの思想家たち』】 無限な神と世界の在り方 イエス=キリストの絶対性と相対化 【ブルーノ『無限,宇宙および…
新しい宇宙観とケプラーの偉業 ケプラーの偉大な一歩 ティコ・ブラーエの助手ケプラー 【ジョシュア,アン・リー『ケプラー疑惑』】 ケプラーの3法則 【野田又夫『ルネサンスの思想家たち』】 【ケプラー『新天文学』『宇宙の神秘』『宇宙の調和』】 前回のお…
ティコ・ブラーエの宇宙観とアリストテレスに沿った古い宇宙観 ティコ・ブラーエと古い宇宙観 【アリストテレス『天について』,プトレマイオス『アルマゲスト』】 新しい宇宙観と地球の関係 第三の説としてのティコ・ブラーエ説 【野田又夫『ルネサンスの思…
アリストテレスの宇宙観と打破するための道具としての望遠鏡と蓄積されたデータ 中世末期とアリストテレス ガリレオの登場とその背景 【ガリレオ『新科学対話』】 アリストテレスと経験の学 【アリストテレス『動物誌』】 【アリストテレス『自然学』『宇宙…
中世の価値観や論理学上位からの脱出と新しい宇宙観 中世と論理学と暗黒時代 中世批判と暗黒時代 【山内志朗『普遍論争』】 【エラスムス『痴愚神礼讃』】 中世批判と新しい見方 【プトレマイオス『アルマゲスト』】 新しい宇宙観の誕生 【ガリレオ『天文対…
中世における論理学の意義と物事の認識の土台となる論理学と数学の違い 論理学と基本教養 【アリストテレス全集1,2】 現代の数学のような中世における論理学の地位 【ブロック『王の奇跡』『封建社会』】 【中世思想原典集成19】 論理的世界観としての中世 …
アリストテレスと論理学とその著作の経緯 思考と論理と言葉 アリストテレスと論理学 【出隆『アリストテレス哲学入門』】 【カント『純粋理性批判』】 完成されているアリストテレスの論理学 アリストテレスの著作の経緯 オルガノン=道具としての論理学 【ア…
論理の限界と具体的体験の複雑さとの解離と論理的正当性とエゴイズムの関係性 具体的かつ複雑な体験と、論理による単純化した理解 論理と無神経 【渡辺淳一『鈍感力』】 【宮台真司『ダイアローグズ』】 論理的正当性とエゴイズム 感覚の独立性と論理の対立…
辛い体験と論理的な説明や解決というもののズレと、論理で覆い尽くせない問題を論理によってしか考えることのできない人間の思考 考えてもわからない問題の悩み 論理的に正しいとも間違っているとも正しく説明出来る論理というもの 【カント『純粋理性批判』…
経験世界の科学と思考能力の向かい先を見る哲学者 理解出来る領域としての経験世界 【ロック『人間知性論』】 経験世界に限定して考える科学 【カント『純粋理性批判』】 哲学者と科学の微妙な関係 〜経験世界以外も人間は考える 【ヘーゲル『精神現象学』,…
矛盾や認識不可能な領域への思考と哲学や思想への日常的な契機 哲学や思想と矛盾や認識不可能な領域 【デカルト『省察』】 解決不可能な問題と理性の宿業 例:ー好きな人はなにを思うだろう 【柄谷行人『探究』】 他人事のような論理的解決と、我がこととして…
天才と狂気の関係性と人間の認識能力を超えた問題への苦闘 人間の認識能力の限界と矛盾を抱え込むこと 自分たちの世界の危機と偉大なる思想 【加藤周一『日本文学史序説』】 【吉本隆明『最後の親鸞』】 哲学の契機とはどのようなものか 自分の中の矛盾と生…
世の中でわからないことと気にしてしまうこと 〜でも気にしなくなったって別の新しいものが現れる? 世の中のたくさんなわからないこと 【クーン『科学革命の構造』】 最終的にわからない領域 【カント『純粋理性批判』】 社会の中で気になる事柄 〜わからな…
科学の認識とわからないものへ向かう理解への営み 認識出来ないものとしてのこの私 物質としての脳と現象としての私 【池谷裕二・中村うさぎ『脳はこんなに悩ましい』】 【エリクソン『アイデンティティ』】 人体の均衡とその理由の不可解さとホメオスタシス…
神の認識のための人間理性の限界 〜神は何者であるかのように理解できず闇のよう 人間の認識能力の限界と扱わざるを得ない問題 【カント『純粋理性批判』】 神という大問題 【リーゼンフーバー『中世思想史』】 認識不可能な神への認識方法 〜神は何者でない…
考える力を持つ人間の思考能力の可能な領域と限界 ~人間の考える力は言葉によって論理的に行われるが、論理的な方法では最終的な決着をつけれず経験的な領域に限られるべきだが、それを超えて考えてしまう とりあえず考え出される概念 直接知ることの出来な…
アイデンティティとはその意味をわかりやすく簡単に言うならば人間の精神をまとめあげる機能である ~種々雑多な意味ある情報を〝この私〟によってばらけないようにまとめる精神機能 エリクソンのアイデンティティ 【エリクソン『幼児期と社会』】 アイデン…
事実とは異なる意味の現れ方:事実を超えて仮定される意味概念 ~人間の精神の事実からなるメカニズムと、あたかも本当にあるかのような〝私は私〟に対する想像力 人間の精神にオリジナリティはあるの? 外から与えられ形作られ、組み合わせにより新しいもの…
人生の選択としての可能性と宿命:もしくはヘーゲルにおける無限と有限 ~人間は無限なものとして可能性が開かれているが、何者かになることによって有限な存在となり、そして有限なものを積み重ねていくことで再度無限な存在となる 人間の人生と選択 【小林…
オリジナリティの意味する偶然的結果としての〝この私〟と必然的人生としての宿命 ~決して一致しない個々の人間精神を越える唯一の存在として認識してみなされる〝この私〟 個人というもののオリジナリティ 【エリクソン『自我同一性』】 決して一致しない…