日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

世の中の話

『ガンダム』における人物像の実存からキャラへの変化 〜学生運動と結びつく私小説的な実存的キャラクターと情報化社会によるイメージの実体化により生まれた表層的キャラクター【機動戦士ガンダムSEED】

『ガンダム』における実存とキャラクター 〜その時代背景との影響関係? 私小説的キャラクターの実存性 実存的キャラクターの社会的背景 〜60年代の学生運動 学生運動後と『機動戦士ガンダム』 情報化社会とイメージの実体化 内面のリアリティ 〜実存からキャ…

太平洋戦争経験後の『機動戦士ガンダム』とアフガニスタン・イラク戦争渦中の『機動戦士ガンダムSEED』のキャラクター像の比較考察 〜戦争を描く際の実存主人公とチート主人公という対比の差による戦争表現の違い

ガンダムにおける戦争表現について ガンダムという作品と商品 〜新世代のガンダム 新旧世代ガンダムの戦争表現 戦争利用される心優しきニュータイプ 遺伝子操作された超人的新人類コーディネーター 新旧世代の主人公像の差 気になったら見て欲しい作品 『機…

戦争について利用される社会イメージに対抗するイメージ表現媒体としての映画やアニメ等フィクション 〜フィクションは現実にある社会の表象を批判する

戦争という具体的なものとイメージ 〜フィクションは現実にある社会の表象を批判する 大衆自らのイメージ化 フィクションの創作によるイメージ化の推進 イメージ化に対抗する、フィクションの側からのイメージ化 〜『機動戦士ガンダム』の場合 新しい戦争時…

物語構造の表現技法と戦争動員への応用と9.11テロの戦争移行への例と分析 ~戦争と物語の困った関係:国民は壮大な予告編に抗えなかった?【大塚英志『キャラクター小説の作り方』】

戦争についてのイメージ化 〜国民は壮大な予告編に抗えなかった? 商品のイメージ化、及び物語化 構造的な物語(プロップ) キャラクターの役割(グレマス) 戦争の構造的な物語化(9.11の場合) 壮大な予告編 気になったら読んで欲しい本 グレマス『構造意味論』 …

戦争とイメージの背景と具体的事実の関係 〜イメージが意味する表象の想像と具体性を帯びる事実との齟齬

イメージと具体性のありか 〜具体性はどこにある? 資本主義と生産と消費 イメージと実体 政治とイメージと共感 具体性と専門家とその範囲 気になったら読んで欲しい本 ボードリヤール『湾岸戦争は起こらなかった』 大岡昇平『俘虜記』 イメージと具体性のあ…

新しい商品という新結合のイノベーションとは ~物が溢れる時代の恐慌に対する革命的イノベーションによる資本主義の永遠な延命【シュンペーター】

新しい商品というイノベーション 〜資本主義はずっと延命され続ける? 新しい商品の革命 求める物の商品化 社会の利便性と商品 恐慌を乗り越えるためのイノベーション 気になったら読んで欲しい本 【シュムペーター『経済発展の理論』】 新しい商品というイノ…

商品のストーリー化という物語構造の応用と物語内での役割とイメージの商品への転用 ~広告イメージとしての商品の開発秘話や苦労話【大塚英志『物語消費論』】

商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です! 物語内の役割とイメージ化 商品開発の苦労話 物語の持つ面白さの応用 気になったら読んで欲しい本 【大塚英志『物語消費論』】 商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です! 商品を買ってもらうための方法はこのよう…

希少価値の高い付加価値商品の商品的効果 〜価格の高騰、記号的差異化と希少商品の創造/捏造により新しい価値観を作る【ボードリヤール】

希少価値商品的効果 〜値段の高騰、記号的差異化による希少価値化 記号的差異化による社会的差異化 記号的差異化とバリエーションのばらつき 希少品の商品価値 記号的差異化による稀少品の創出 気になったら読んで欲しい本 【ハイスコアガール】 【モネイロ…

商品イメージの細分化マーケティングの原理 〜あふれる広告イメージと記号的差異化によるバージョン違いという商品価値/付加価値商品の創造/捏造【ボードリヤール,大塚英志『物語消費論』】

商品イメージの細分化 〜記号的差異化によって生まれるバージョン違い あふれる広告イメージ 差異化される商品価値 機能による商品の差 バージョン違いの商品の差 よく知った者にだけ気づかれるちょっとした差 同じ物を違う商品にしてしまえる技術 気になっ…

消費喚起のために最も有効な象徴作用としての性的イメージ 〜広告=経済界とCMタレント=芸能界の蜜月関係の意味とは

消費喚起のための性的イメージ 〜広告と芸能界の蜜月関係 商品の性的イメージ イメージ対象の新陳代謝 芸能界と広告の蜜月関係 性的イメージとしての象徴 イメージの複雑さ 気になったら読んで欲しい本 【ユーウェン『欲望と消費』『浪費の政治学』】 【ウィ…

広告とイメージ:消費社会により商品イメージの価値が品質より重要となる錯綜し転倒した価値転換【ボードリヤール,ブーアスティン】

広告とイメージ 〜物はあふれてイメージと化した 広告に結びつけられるもの 商品の品質的価値とイメージ価値 変化する商品選択の基準 販売者が相手をする消費者の姿 物とイメージの錯綜する関係 気になったら読んで欲しい本 【ボードリヤール『記号の経済学…

物が売れない時代は物があふれる社会であり、生産から消費へと転換される経済システム~消費喚起のための宣伝・広告によりマスメディア上位となるイメージ社会問題

消費のための宣伝、広告 〜マスメディアと触れる人々 必要もないのに買ってもらう方法? 必要もないのに欲しくなってもらう方法 宣伝と消費喚起 宣伝、広告 広告大看板としてのメディア 気になったら読んで欲しい本 【ダグラス『儀礼としての消費』】 【オグ…

物がない生活の時代には必要なものも足りないものも沢山あるから物が売れないことはない ~初期の産業社会の問題はインフラ整備から必要な事

物のない時代と資本主義 〜足りない頃は生産で回る 足りない物がたくさんある初期の産業社会 国中に行き渡らせるための生産 いつかはやってくる足りない物のなくなる時代 必要な物はないのに、商品を売らなければならない時代 気になったら読んで欲しい本 【…

生産過剰により歴史的に起こる恐慌状態の資本主義経済 〜生産をし続けることにより余る商品と必然的結果として起こる恐慌【マルクス『資本論』】

生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった? 生産し続けるシステムとしての資本主義 あまる商品、続けられる生産 結果として起こる恐慌 恐慌を避けられないものとしての資本主義システム 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『資本論』】 【宇野…

資本主義における生産の必然的結果としてなぜ環境破壊は起こるのか 〜商品の生産をし続けるシステムとしての資本主義の問題点【マルクス『資本論』】

資本主義の生産と環境問題 〜解決策は…難しそうですね 現代資本主義状況とマルクスの非難 資本主義の他の問題点 生産のために必要となる物資 使い続けられる物資 資本主義の運動の結果としての環境破壊 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『資本論』】 …

資本主義の問題点をわかりやすく言えば、そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるってこと? ~マルクスが何故アダム・スミスの労働価値説を批判したかといえば、労働力はそのまま賃金が支払われるわけではなく差額こそが資本家の儲けになるかららしい【マルクス『資本論』】

資本主義の問題点 〜そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるって? マルクスと労働力 商品から労働力の差額が儲けとなる 物の価格と労働力 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『経済学批判』『資本論』】 【アダム・スミス『国富論』】 資本主義の問題点…

地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム:経済のグローバル化のひとつの理論 〜中心と周縁の近代世界システムによる搾取のメカニズム【ウォーラーステイン『近代世界システム』】

地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム 地球規模のシステムとしての資本主義 中心と周縁の搾取のシステム 中心の移動と周縁の変化 地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム 気になったら読んで欲しい本 【ウォーラーステイン『近代世界シス…

ウェーバーの禁欲的エートスを持つ経営者とゾンバルトの贅沢な享楽的消費者が必要な時代の違い 〜資本主義の成立要因と発展段階

禁欲と贅沢が必要な時代の違い 〜成立と活発化の燃料の違いでしょうか ウェーバー流禁欲的経営者 ゾンバルト流享楽的消費者 資本主義の発展段階と求められる態度の違い 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精…

贅沢の意味をわかりやすくいうと、経済を回す原動力で“贅沢は敵だ”は誤り? ~節約しないお金の無駄遣い方が経済活性化はなされる【ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本主義』『ユダヤ人と経済生活』『ブルジョワ』】 

贅沢は味方です? 〜無駄にお金を使えば、回る回るよ経済は回る… ゾンバルトの資本主義の成立条件 〜お金を使いまくる贅沢 商品も 売れなきゃただの 在庫山 贅沢、恋愛、戦争… 気になったら読んで欲しい本 【ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本…

分業の意味とメリットとアダム・スミスの『国富論』。機械化/自動化による効率化と大量生産の誕生 〜エートスとは異なる資本主義成立の要因

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり アダム・スミスと分業 分業と大量生産 分業と機械と資本家階級 気になったら読んで欲しい本 【アダム・スミス『国富論』】 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 分…

【伝統と合理性】エートスの形成を阻害する社会の伝統性と、合理性の追求を可能とする近代教育や社会にいきわたっている既存の公共志向な思想の必要性について【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『支配の社会学』】

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです 資本主義の成立と成立後 世界化する資本主義とエートス 資本主義を担う、エートスのある層 共同体と近代社会と経済圏 日常を超えた普遍的な価値観の必要性 気になったら読んで欲…

カルヴァン派の予定説による職業倫理と蓄財によって成立した資本主義 〜救済の宿命の決定と不可知により生じる不合理な動機による合理化【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

カルヴァン派の予定説 〜わからないから、がむしゃらに 人間が救われるかは最初から決まっている? 最初から決まっているのに善行は必要か? よくわからないからがむしゃらに 不合理的な動機と合理性 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタン…

エートスの意味(自分の内面を規律する倫理)によって個人が自律的行動をすることによって機能する資本主義 〜日本におけるエートスの保持した層としての武士階級【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

エートスによって機能する資本主義 〜日本は武士にエートスがあったとさ エートス 〜内面を規律するもの 価値観と行動の規律 エートスの有無とヨーロッパ産資本主義の移植の困難 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本…

資本主義とは簡単にいうと何か/資本主義の成立において働くことと遊ぶことの結果と差 〜人生を楽しむ浪費とは異なる神意に適った勤労/労働のための事業投資による資本主義の運動の回転率【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率 資本家階級と宗教的動機 働くためにお金を使う 〜事業投資の高速回転 遊ぶことと働くことのその後の差 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 …

働くことの意義や意味とは何か。遊び目的のための金儲け主義と、働く目的自体に価値を見出すものとしての労働 ~資本主義の二つの動機と目的【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ 労働が目的としての近代資本主義 プロテスタント・カルヴァン派の勤労の精神 産業時代の古くて新しい価値観 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精…

動機の宗教性 〜宗教によって支える人間の動機と規律としてのエートスと影響関係【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

動機の宗教性 〜ウェーバーの宗教社会学のはじまり 宗教と科学 ウェーバーの宗教社会学 宗教的な動機と資本主義 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 動機の…

ニュートンの意味。神意を探り理解することによって神に近づこうとした自然世界の究明としての近代科学/物理学の出発点 〜ニュートンの目的としてあった宗教的動機

神の意図を究明するための自然世界 〜ニュートンの目的 ニュートンと物理学/科学 神の意図を知るための自然世界の解明=物理学 ニュートンと宗教的意識 気になったら読んで欲しい本 【世界の名著『ニュートン』】 【島尾永康『ニュートン』】 神の意図を究明…

数学と芸術の関係性 ~線で遠近法を可能とした空間の数学化の意味と近代西洋絵画の独自性【クライン『数学の文化史』】

数学と芸術/遠近法の関係 〜ヨーロッパと近代絵画と遠近法 物を物としてだけ捉える空間の数学化 線と点としての空間 空間の数学化と遠近法 数学と芸術 気になったら読んで欲しい本 【クライン『数学の文化史』】 【ゴンブリッチ『芸術と幻影』】 【デカルト…

デカルト哲学『幾何学』における空間の数学化による自然世界=物の転換と神意による意味づけの排除【デカルト『幾何学』】

空間の数学化 〜物質以外は空間を占めない。ので神は追い出された 空間と物と数学者デカルト 空間の数学的認識の試み 空間の数学化による神の意図の排除 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【ベル『数…

創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換

神の被造物からただの物 〜自然観の転換 創世神話と自然世界 神の被造物としての物 物の数学的認識と神意の切断 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【福翁自伝】 神の被造物からただの物 〜自然観の転…