日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

世の中の話-他者

余所者との接触から現れてくる意思決定/行動選択のための政治 ~新しい局面に対する同意と決定と反発と政治

余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発、そして政治 余所者との接触による内部と結束 決定と同意 政治の登場 気になったら読んで欲しい本 【柄谷行人『探究Ⅰ,Ⅱ』】 【ハンチントン『文明の衝突』】 余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発…

影響すると共に自覚することへとつながる余所者=外部との接触 ~自らの文化の自覚と思想の鍛錬へのきっかけ

余所者=外部と接触するということ 〜文化はこうして鍛えられる? 文明に覆われて逃げ場のないユーラシア大陸 自分たちの思想と余所者の影響 アメリカ思想としてのケンタッキー、マクドナルド 自らの自覚と外部 【梅棹忠夫『文明の生態史観』】 余所者=外部と…

人々の交通と移動による文明の接触と、余白が失われ逃げ場がないこと ~追い詰められる者を受け入れる普遍的価値ある大思想

文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文明世界と逃亡先 受容先としての大思想 【柄谷行人『隠喩としての建築』】 文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文化の接点が頻繁に起こるためには移動が可能でなくてはいけません。ですか…

世界最古の文明における大陸による文化の接触 〜ギリシアとインドの思想/哲学/文化の相互関係、もしくは古代懐疑主義とインド行者の影響の可能性

大陸における文化の接触 〜ギリシアとインド 大陸の偉大なものの理由 文明の揺籃地と多文化圏との接触 ギリシアとインド 懐疑主義と行者 気になったら読んで欲しい本 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義哲…

権力と言葉の相互関係 ~命令と言葉の規則による論理

権力と言葉 〜権力者も言葉によってしか命令できない、はず 言葉と音と規則 人は言葉によって考える 音ではなく規則によって考える 【ソシュール『一般言語学講義』】 命令もまた言葉の規則によって伝えられる 命令もまた言葉/論理である 【山下正男『論理学…

命令と言葉と論理という共通する規則 〜権力による支配も言葉/論理という規則を必要とする

命令と論理と言葉 〜共通する規則、という事ですね 反抗ではない批判の態度 【ウェーバー『権力と支配』】 論理の中の確認 論理と言葉 【吉本隆明『言葉にとって美とはなにか』】 言葉と複雑化される規則 命令と論理と言葉 〜共通する規則、という事ですね …

命令や権力への恭順とは何を意味するか ~言葉と論理による説明の確認

命令と説明と論理の確認 〜態度の二重化、でしょうか 命令と権力 【ウェーバー『権力と支配』】 命令と説明=言葉 説明=手順 手順の確認=論理性の確認 命令と説明と論理の確認 〜態度の二重化、でしょうか 命令に対して説明し直すことによって、相手の自覚を…

命令に対してとれる態度/対処と相手の発言の確認 ~命令の言語化と正しい理由

命令に対して出来ること 〜でも理屈だけで実際には無理だろうけど… 間違った命令と従うこと 相手の命令の確認 1.命令内容の自己言語化 2.命令者への問い直し 3.命令か正しい理由の説明 命令に対して出来ること 〜でも理屈だけで実際には無理だろうけど… 間違…

命令者に与えられた規則に従うことの問題の困難 〜戦争の中で業務を遂行すること(付:アーレント『エルサレムのアイヒマン』/フランクル『夜と霧』)

命令と従うこと ~その命令は正しいのでしょうか… 命令の規則と他者性 他者性の尊重と作戦の遂行 命令というだけで従うことのリスクと、完全合意のうえで成り立つ命令の困難 従うべき規則は一体なにか 参考となる本 【アーレント『エルサレムのアイヒマン』…

相手を慮る他者性の欠如から生じる様々な問題 〜セクハラ/パワハラや虐待に忖度と命令もみ〜んな他者性の喪失だ!?

他者性から生じる様々な問題 自分の規則をどこにでも当てはめようとして生じる問題 どこでも起こる可能性のある規則の一方通行 日常的にありえる規則の一方通行 交渉の場にも起こりえる規則の一方通行/対立 個人と集団の規則の複雑な絡み合い 他者性から生じ…

セクハラ発言の問題と同性同士の閉じたコミュニティ/コミュニケーション 〜他者性の喪失と無自覚な内部規則の押し付け(付:セジウィック『男同士の絆』)

他者性の喪失とセクハラ問題 他者とコミュニケーション セクハラと他者という問題 同性同士のコミュニティと性的話題 コミュニティ内の快適さと、コミュニティ外での配慮の欠如=他者性の欠如 無自覚な内的規則の態度 結果的な内的規則の押しつけ 参考となる…

他者という問題 ~同じ規則と異なる規則の間柄の人間関係(付:柄谷行人『探究』)

他者という問題 〜日本人とアメリカ人が謝ったとしたら 他者とはどのような存在か 他者とは異なる規則をもつ者である たとえば子供 たとえば外国人 まとめの図解 参考となる本 【柄谷行人『探究』】 他者という問題 〜日本人とアメリカ人が謝ったとしたら コ…

個人の評価と未知の領域における判断基準 ~私とあなたの断絶と了解により相互確認しあうことによって生まれる相互理解

個人の評価と未知の領域における判断基準 ~私とあなたの断絶と了解 私とあなたは断絶されている お互いにこう感じるものだという了解 個々人で確かめられ判断出来ること 〜たとえば味覚 【ブリア=サヴァラン『美味礼讃』】 知らない分野=未知の領域の判断基…

他者の主観的認識と断絶と共有により見える人の姿 ~別存在としての私とあなたと私の主観的な像としてのあなたの姿

あなたは私に見えるひとつの姿だけど… 〜他者の主観的認識と断絶と共有 別存在としての私とあなた あなたは私の主観的な像 あなたは私の思う姿のままではいられない 【アリストテレス『政治学』/山川偉也『哲学者ディオゲネス』/ラス・カサス『インディオは…

私が苦しい理由の特別視により理解しなくなる人の苦しみという問題 ~人の心はわからないから自分の苦しみほど他人は苦しんでいないと隠されてしまう他者の苦しみ

〝この私〟の苦しみにより見えなくさせる他者の苦しみ ~私の苦しみを叫べば、あなたの苦しみは消える。私の苦しみの具体性と他者の苦しみの類型化 苦しみとその理由 〜しかし理由はわからないこともある 【ヒューム『人性論』『人間本性論』】 他者と身内と…

人間の認識能力の限界としての苦しみから解放されることと理解 ~社会の諸関係の複雑さに対する自己の論理的思考から導き出せる答えの境界線

〝私〟の苦しみと人間の認識能力の限界 〜わからない、苦しい!そんな思いは人間の理解の限界を越えたところからやってくる? 日常の苦しみや愚痴 【ベイトソン『精神の生態学』】 見えない組織の必然性 【ウェーバー『官僚制』/カフカ『審判』/ベケット『ゴ…