本-批評
政治的保守と経済的覇権主義 〜大きな経済は守るが、歴史や文化や小さな経済の生活者は守らない? 保守の立場 〜自らで明確化、歴史的文化 今の政治的保守とは 経済第一主義の保守 〜もしくは経済的覇権主義 経済第一主義にとっての歴史や文化 〜非効率な金…
保守の立場について 〜新しいものに反対するから保守なのだ 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守の守るものとは 〜その難しさ 対立する保守すべき過去 〜理想の過去は一致しない 明確な基準なき保守主義 〜新しいものへの反対とその正当性 気になったら読…
空気を読むこととメディア 伝播性と専門性 長大な情報源と簡潔な説明 短い表現と記号的差異化 共同体と想像的世界 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 島田紳助『自己プロデュース力』 ヘーゲ…
日本特殊論とその背景 〜中心たるヨーロッパと周縁たる日本の自覚の差 近代化の原点としてのヨーロッパ 〜世界に行き渡るヨーロッパ的価値観 ヨーロッパが自らを語ること=普遍性の自覚 日本が自らを語ること=普遍性ではない特殊性の自覚 非ヨーロッパ圏とい…
社会全体のイメージ化 〜政治も、社会的発言も、イメージ化されていく… 経済システムと消費社会 TVと政治家 政治家自らの広告/物語化戦略=イメージ化 気になったら読んで欲しい本 久米宏『久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった』 島田紳…
キャラ化=イメージ化した戦争とは 戦争の具体性とイメージ 富野由悠季の具体性 キャラ的キャラクターの悲惨な戦争 具体的な戦争からパターン化された戦争像へ 我が事から他人事へ 富野由悠季の『機動戦士ガンダムSEED』への発言例 気になったら触れて欲しい…
『ガンダム』における実存とキャラクター 〜その時代背景との影響関係? 私小説的キャラクターの実存性 実存的キャラクターの社会的背景 〜60年代の学生運動 学生運動後と『機動戦士ガンダム』 情報化社会とイメージの実体化 内面のリアリティ 〜実存からキャ…
戦争についてのイメージ化 〜国民は壮大な予告編に抗えなかった? 商品のイメージ化、及び物語化 構造的な物語(プロップ) キャラクターの役割(グレマス) 戦争の構造的な物語化(9.11の場合) 壮大な予告編 気になったら読んで欲しい本 グレマス『構造意味論』 …
商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です! 物語内の役割とイメージ化 商品開発の苦労話 物語の持つ面白さの応用 気になったら読んで欲しい本 【大塚英志『物語消費論』】 商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です! 商品を買ってもらうための方法はこのよう…
商品イメージの細分化 〜記号的差異化によって生まれるバージョン違い あふれる広告イメージ 差異化される商品価値 機能による商品の差 バージョン違いの商品の差 よく知った者にだけ気づかれるちょっとした差 同じ物を違う商品にしてしまえる技術 気になっ…
世界宗教の思想的大転換 〜身内からすべての人へ 身内を超えた、普遍性への思想 モーセとユダヤ人、イエスと全人類 身内だけでなく、すべての人を人間に 普遍宗教のキリスト教の根となるユダヤ教唯一神 気になったら読んで欲しい本 【橋爪大三郎,大澤真幸『…
普遍性の前の民族宗教:ユダヤ教の場合 〜いじめられっこのユダヤ人 普遍性としての世界宗教 共同体的な民族宗教 ユダヤ教徒特異な一神教 敗北者としてのユダヤ人 概念内における絶対勝者としての唯一神 唯一神という世界史上稀有な概念 気になったら読んで欲…
余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発、そして政治 余所者との接触による内部と結束 決定と同意 政治の登場 気になったら読んで欲しい本 【柄谷行人『探究Ⅰ,Ⅱ』】 【ハンチントン『文明の衝突』】 余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発…
文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文明世界と逃亡先 受容先としての大思想 【柄谷行人『隠喩としての建築』】 文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文化の接点が頻繁に起こるためには移動が可能でなくてはいけません。ですか…
日本の偉さと原理原則 〜自己把握と基準による次の一手へ 日本とはなんぞや、という切実性 日本賛美の問題点とは? 優れている点については問題ない 理由の不明瞭な偉さは問題がある 優れている原理原則を探り確立すること 【加藤周一『雑種文化』/三島由紀…
共存共栄としてよ雑種文化としての日本 〜加藤周一の日本文化の理解 日本の思想状況に対する知識人の共通認識 加藤周一ってこんな人 からっぽであることの強み 雑種文化としての日本 気になったら読んで欲しい本 【三島由紀夫『文化防衛論』】 【加藤周一『…
偉大な文明国と空っぽの日本 〜三島由紀夫の逆説的日本評価 からっぽの日本 偉大な文明の壮大な思想 日本に訪れる大思想たち 気になったら読んで欲しい本 【三島由紀夫『文化防衛論』】 【吉本隆明,中沢新一,梅原猛『日本人は思想したか』】 【加藤周一『日…
『伝説巨神イデオン』と死の表現 『伝説巨神イデオン』のあらまし 当たり前のものとしての死 現実と虚構の死 宇宙規模の死と再生 参考となる本 【伝説巨神イデオン】 【大塚英志,ササキバラゴウ『教養としての〈まんが・アニメ〉』】 【アリストテレス『詩学…
『機動戦士ガンダム』の挑戦、挫折と栄光 〜屈託した人間を描いて 削ぎ落とされるロボットアニメの世界観 スポンサーの意向と作品の攻防 ふるわぬ人気 〜子どもを飛び越えてしまった作品 私小説としての『機動戦士ガンダム』 打ち切りと真の視聴者たち 参考…
難民アニメとしての『無敵超人ザンボット3』 構造的物語としてのロボットアニメ 〜型の踏襲と現実からの批判 富野由悠季の疑問 〜町は無事なのか? 設定の前提の矛盾を問題の焦点とする離れ技 日本文化と型の踏襲 参考となる本 【無敵超人ザンボット3】 【氷…
『海のトリトン』のピピ 富野由悠季の『海のトリトン』 男女の物語としての『海のトリトン』 トリトン(主人公)を拒絶し続けるピピ(ヒロイン) ピピの事情 参考となる本 【手塚治虫『海のトリトン』】 【大塚英志,ササキバラゴウ『教養としての〈まんが・アニ…
アシスタントと週刊連載 〜手塚治虫が残したもの 手塚治虫の影響 超多忙の手伝いからのアシスタント制 アシスタント制と週刊連載と過酷な漫画家生活 天才基準で作られた制度の困難 参考となる本 【桜井哲夫『手塚治虫』】 【手塚治虫『ぼくはマンガ家』】 ア…
手塚治虫と日本のアニメとその体制 〜人も金も機材もない工夫 アニメーションの原理 コマ数と動きのなめらかさ 苦境の日本版アニメーションの打開策 参考となる本 【みなもと太郎『まんが学特講』】 【手塚治虫『手塚治虫original』】 手塚治虫と日本のアニ…
昔の日本の外国語習得の様子 福沢諭吉による時代との直面 緒方洪庵の適塾での外国語習得の様子 とにかくなんでも徹底して読み、一度徹底して読めば他の語学は楽になる 文字通りの寝食を忘れた学習 余談:手塚良庵と剣の達人としての福沢諭吉と母 参考となる本…
日本における戦争への文学的抵抗 ~関係ないこと書くだけでも抵抗だったのだ。 戦時文学と非国民 戦争協力しなかった文学者 谷崎潤一郎 渡辺一夫 神西清 参考となる本 【谷崎潤一郎『細雪』】 【ラブレー『ガルガンチュワとパンタグリュエル』】 【加藤周一…
世の中に役立つことと専制 フィクションは世の中のためにある フィクションをフィクションそのままに読もうとするロシア・フォルマリストの挑戦 ロシア・フォルマリストの亡命と行方 参考となる本 【ロシア・フォルマリズム文学論集】 【シクロフスキー『散…
読み方の対立と統一的見解 〜文学を科学に、ですかね? 構造分析前史 ロシア・フォルマリズムと形式的な読み 立場によって変わる読まれ方 優れた批評家同士の読みの対立 批評を科学に 〜対立する読み方への統一化の挑戦 参考となる本 【ポー『詩と詩論』】 …
物語の構造分析の流れ ~プロップ、バルト、ジュネットを参考にしてみよう! 構造としての昔話と小説 短編と長編の構造 それぞれの構造分析 長編の構造分析 参考となる本 【ジュネット『物語のディスクール』】 【バルト『S/Z』】 【プロップ『昔話の形態学…
人文科学の数学化 ~物語はパターン? 世界認識=科学の数学化 文学の数学化の試み プロップと魔法民話の構造 ひとつの物語パターンと機能の組み合わせによるヴァリエーション プロップやレヴィ=ストロースの応用 参考となる本 【わたしの知的生産の技術】 【…
言葉のジャンルの違い 〜小説、エッセイ、評論、論文…どこがどう違うんだろうか… 小説とはどんな表現か 書かれるもののジャンル性 書き手の立場の違い 参考となる本 【小谷野敦『評論家入門』】 【マルサス『人口論』初版/6版】 言葉のジャンルの違い 〜小説…