日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

本-科学

ニュートンの意味。神意を探り理解することによって神に近づこうとした自然世界の究明としての近代科学/物理学の出発点 〜ニュートンの目的としてあった宗教的動機

神の意図を究明するための自然世界 〜ニュートンの目的 ニュートンと物理学/科学 神の意図を知るための自然世界の解明=物理学 ニュートンと宗教的意識 気になったら読んで欲しい本 【世界の名著『ニュートン』】 【島尾永康『ニュートン』】 神の意図を究明…

心身二元論の問題を克服しようとしたデカルトの松果体と、当時の医学の水準という限界

デカルトの心身二元論と松果体 デカルトと心身二元論 【ダマシオ『デカルトの誤り』】 身体と精神をつなぐものとしての松果体 【デカルト『省察』『哲学原理』】 よくわからない松果体と当時の医学 【ハーヴェイ『動物の心臓ならびに血液の運動に関する解剖…

デカルトの心身二元論における精神と身体の分離と、身体と自然の統一的な理論である機械論的世界観

デカルトの心身二元論と統一的な自然世界の機械論的世界観 身体と精神の哲学的分離 【デカルト『省察』『哲学原理』】 【ニュートン『自然哲学の数学的原理』】 身体と自然の統一的メカニズム 中世的思想に対して革命的だった統一的な自然の機械論的世界観 …

ケプラーの法則と新しい宇宙観を生み出したティコ・ブラーエの助手ヨハネス・ケプラー

新しい宇宙観とケプラーの偉業 ケプラーの偉大な一歩 ティコ・ブラーエの助手ケプラー 【ジョシュア,アン・リー『ケプラー疑惑』】 ケプラーの3法則 【野田又夫『ルネサンスの思想家たち』】 【ケプラー『新天文学』『宇宙の神秘』『宇宙の調和』】 前回のお…

ティコ・ブラーエの研究内容により更新された新しい宇宙観 ~されど未だ抜け出せぬ地球の位置と当時評価された第三の説

ティコ・ブラーエの宇宙観とアリストテレスに沿った古い宇宙観 ティコ・ブラーエと古い宇宙観 【アリストテレス『天について』,プトレマイオス『アルマゲスト』】 新しい宇宙観と地球の関係 第三の説としてのティコ・ブラーエ説 【野田又夫『ルネサンスの思…

アリストテレスの宇宙論の世界観を打破するために用意された経験的に確かめられた天文データの蓄積と望遠鏡による新しい宇宙観

アリストテレスの宇宙観と打破するための道具としての望遠鏡と蓄積されたデータ 中世末期とアリストテレス ガリレオの登場とその背景 【ガリレオ『新科学対話』】 アリストテレスと経験の学 【アリストテレス『動物誌』】 【アリストテレス『自然学』『宇宙…

中世とは論理学上位の価値観の世界であったが、暗黒時代と後世に呼ばれた中世から脱出することとなったアリストテレス的ではない新しい宇宙観

中世の価値観や論理学上位からの脱出と新しい宇宙観 中世と論理学と暗黒時代 中世批判と暗黒時代 【山内志朗『普遍論争』】 【エラスムス『痴愚神礼讃』】 中世批判と新しい見方 【プトレマイオス『アルマゲスト』】 新しい宇宙観の誕生 【ガリレオ『天文対…

人間の物質としての人体や脳と総合的な関係性の総体としての自我や私という概念 ~科学による最終的な物質への究明と、認識できないものへの理解の仕方としての概念化

科学の認識とわからないものへ向かう理解への営み 認識出来ないものとしてのこの私 物質としての脳と現象としての私 【池谷裕二・中村うさぎ『脳はこんなに悩ましい』】 【エリクソン『アイデンティティ』】 人体の均衡とその理由の不可解さとホメオスタシス…

事実とは異なる意味の現れ方:事実を超えて仮定される意味概念 ~人間の精神の事実からなるメカニズムと、あたかも本当にあるかのような〝私は私〟に対する想像力

事実とは異なる意味の現れ方:事実を超えて仮定される意味概念 ~人間の精神の事実からなるメカニズムと、あたかも本当にあるかのような〝私は私〟に対する想像力 人間の精神にオリジナリティはあるの? 外から与えられ形作られ、組み合わせにより新しいもの…

指導者の条件や意味とは関係なく、自分に似た人であるがゆえに選ばれる大衆の代表としての指導者 ~選ばれた少数者(貴族/エリート)としてではなく大衆のまま自らに多くを課さない問題ある指導者【オルテガ『大衆の反逆』 】

大衆と選ばれる者 〜私たち、という理由で選ばれる自らに多くを課さない指導者 選ばれた少数者 〜貴族・エリート 私たち、という大衆 自らに自閉する大衆の思想 選ばれた大衆人 〜自らに多くを課さない指導者 気になったら読んで欲しい本 オルテガ『大衆の反…

科学的根拠とは、科学的根拠に基づく認識とは何か。科学的根拠がないと指摘された空気を読む現象を例にして:自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 ~観察・実験・再現性から仮説、反証可能性、そして抽出された法則の数学化という自然科学と、未だ数学化にムラがあるも問題解決へと向かう人文・社会科学

空気を読むことの科学的根拠 〜自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 丸山眞男の世界的評価 科学的根拠とはどのようなものだろうか 科学的根拠その1 〜観察・実験・再現性、そして仮説と法則 自然科学的手法の人文・社会科学への適用と挫折 科学的…

ダーウィンの進化論へと影響した思想や本と社会理論:自身の見聞、ライエルの地質学、そしてマルサス『人口論』と社会ダーウィニズム ~進化論の社会起源と再社会学化による誤用の定着と意味

ダーウィン進化論の3つの土台と、進化論の社会適用について 1.『ビーグル号航海記』におけるダーウィン自身の見聞 2.地質学者ライエルと、その本『地質学原理』 3.経済学者マルサスの考え方と、その本『人口論』 進化論の社会科学的側面 〜マルサスの無慈悲…

スペンサーの社会進化論の適者生存と弱肉強食の問題点 〜自然(生物学)の理論から社会の理論へ? もしくは社会ダーウィニズムとはどのようなものか

スペンサーと社会進化論 イギリスと功利主義と経済学と社会進化論(みな弱肉強食?) ダーウィニズム 社会的ダーウィニズム スペンサーの影響力 気になったら読んで欲しい本 ダーウィン『種の起源』 スペンサー『ハーバート・スペンサー コレクション』 カーネ…