日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

分業の意味とメリットとアダム・スミスの『国富論』。機械化/自動化による効率化と大量生産の誕生 〜エートスとは異なる資本主義成立の要因

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり アダム・スミスと分業 分業と大量生産 分業と機械と資本家階級 気になったら読んで欲しい本 【アダム・スミス『国富論』】 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 分…

メンシコフ(露 1927-?) 本 【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

スタニスラフ・ミハイロヴィッチ・メンシコフ (Men'shikov, Stanislav Mikhaĭlovich) スタニスラフ・ミハイロヴィッチ・メンシコフ (Men'shikov, Stanislav Mikhaĭlovich) メンシコフ著作リンク一覧 メンシコフ著作リンク一覧 メンシコフ著作リンク一覧 戦後…

【伝統と合理性】エートスの形成を阻害する社会の伝統性と、合理性の追求を可能とする近代教育や社会にいきわたっている既存の公共志向な思想の必要性について【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『支配の社会学』】

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです 資本主義の成立と成立後 世界化する資本主義とエートス 資本主義を担う、エートスのある層 共同体と近代社会と経済圏 日常を超えた普遍的な価値観の必要性 気になったら読んで欲…

カルヴァン派の予定説による職業倫理と蓄財によって成立した資本主義 〜救済の宿命の決定と不可知により生じる不合理な動機による合理化【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

カルヴァン派の予定説 〜わからないから、がむしゃらに 人間が救われるかは最初から決まっている? 最初から決まっているのに善行は必要か? よくわからないからがむしゃらに 不合理的な動機と合理性 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタン…

エートスの意味(自分の内面を規律する倫理)によって個人が自律的行動をすることによって機能する資本主義 〜日本におけるエートスの保持した層としての武士階級【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

エートスによって機能する資本主義 〜日本は武士にエートスがあったとさ エートス 〜内面を規律するもの 価値観と行動の規律 エートスの有無とヨーロッパ産資本主義の移植の困難 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本…

資本主義とは簡単にいうと何か/資本主義の成立において働くことと遊ぶことの結果と差 〜人生を楽しむ浪費とは異なる神意に適った勤労/労働のための事業投資による資本主義の運動の回転率【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率 資本家階級と宗教的動機 働くためにお金を使う 〜事業投資の高速回転 遊ぶことと働くことのその後の差 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 …

働くことの意義や意味とは何か。遊び目的のための金儲け主義と、働く目的自体に価値を見出すものとしての労働 ~資本主義の二つの動機と目的【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ 労働が目的としての近代資本主義 プロテスタント・カルヴァン派の勤労の精神 産業時代の古くて新しい価値観 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精…

ホジスキン(英 1787-1869) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

トーマス・ホジスキン(Hodgskin, Thomas) トーマス・ホジスキン(Hodgskin, Thomas) ホジスキン著作リンク一覧 ホジスキン著作リンク一覧 Wikipedia ホジスキン著作リンク一覧 労働弁護論(細川嘉六 訳. 我等社, 大正15 / 『労働擁護論』鈴木鴻一郎 訳. 日本評…

動機の宗教性 〜宗教によって支える人間の動機と規律としてのエートスと影響関係【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

動機の宗教性 〜ウェーバーの宗教社会学のはじまり 宗教と科学 ウェーバーの宗教社会学 宗教的な動機と資本主義 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 動機の…

ニュートンの意味。神意を探り理解することによって神に近づこうとした自然世界の究明としての近代科学/物理学の出発点 〜ニュートンの目的としてあった宗教的動機

神の意図を究明するための自然世界 〜ニュートンの目的 ニュートンと物理学/科学 神の意図を知るための自然世界の解明=物理学 ニュートンと宗教的意識 気になったら読んで欲しい本 【世界の名著『ニュートン』】 【島尾永康『ニュートン』】 神の意図を究明…

数学と芸術の関係性 ~線で遠近法を可能とした空間の数学化の意味と近代西洋絵画の独自性【クライン『数学の文化史』】

数学と芸術/遠近法の関係 〜ヨーロッパと近代絵画と遠近法 物を物としてだけ捉える空間の数学化 線と点としての空間 空間の数学化と遠近法 数学と芸術 気になったら読んで欲しい本 【クライン『数学の文化史』】 【ゴンブリッチ『芸術と幻影』】 【デカルト…

デカルト哲学『幾何学』における空間の数学化による自然世界=物の転換と神意による意味づけの排除【デカルト『幾何学』】

空間の数学化 〜物質以外は空間を占めない。ので神は追い出された 空間と物と数学者デカルト 空間の数学的認識の試み 空間の数学化による神の意図の排除 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【ベル『数…

創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換

神の被造物からただの物 〜自然観の転換 創世神話と自然世界 神の被造物としての物 物の数学的認識と神意の切断 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【福翁自伝】 神の被造物からただの物 〜自然観の転…

マルクーゼ(独 1898-1979) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ヘルベルト・マルクーゼ(Marcuse, Herbert) マルクーゼ著作リンク一覧 エロス的文明(南博 訳. 紀伊国屋書店, 1958) 初期マルクス研究 : 「経済学哲学手稿」における疎外論(良知力, 池田優三 共訳. 未来社, 1961 → 改訳版 1968 → 新装版 2000) 理性と革命 : …

近代における数学の世界と中世における神の世界 〜自然についての理解や認識の変化と決定的な世界認識の転換

近代の数学的世界と中世の神学的世界 〜自然ってなんなのだ、というところから始まってると思います 世界の数学化 自然世界の認識 神の作った物理的世界としての自然 気になったら読んで欲しい本 【クライン『数学の文化史』】 【グラント『中世の自然学』/…

デカルト『方法序説』の考える方法 〜正しいもの以外は認めず、問題の分割し、簡単なものから順に考え、最後の全部検討する、という4つの規則【デカルト『方法序説』解説/紹介】

デカルト『方法序説』と考える方法 〜デカルト曰く、これですべて考えつくせる、とのことです 考えるための4つの順序 デカルト曰く、あらゆる問題をこの方法で考え尽くせる 証明された正しいものとしての数学 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序…

人間精神の外から与えられる社会認識と精神の内で自我によって疑う態度 〜デュルケームの集合表象とデカルトの自我の違いや対比と理解の順序と必要性

社会から与えられる認識と疑う態度 〜どちらも間違ってないのかな 懐疑と信用 デュルケームとデカルトはどちらが正しいの? 〜多分どっちも正しく、順序が違うだけ 絶対的な正しさの根拠はどこにあるの? 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』…

フランシス・ベーコンの4つのイドラと世の中 〜疑うべきものとしての社会認識と与えられる社会的価値と懐疑し認識する者としての自我

疑うべきものとしての社会認識 〜フランシス・ベーコンの4つのイドラ デュルケームの認識の社会起源と疑うべきもの 認識の根拠としての社会と、信用にたらぬ臆見としての社会認識 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【ベーコン『ノヴム・…

我思う故に我ありの意味と、自我の哲学の発見と個別化される人間 〜様々な価値観を懐疑し最後に残された疑う者としての我【デカルト『方法序説』】

自我の発見と個別化される人間 〜デカルトの疑問と共に あらゆる価値観を疑ったデカルト 物事を認識するのはこの私(=自我)において他にない 個々として決定的に違う存在としての自我 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 自我の発見と個別…

マーシャル(英 1842-1924) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

アルフレッド・マーシャル(Marshall, Alfred) アルフレッド・マーシャル(Marshall, Alfred) マーシャル著作リンク一覧 マーシャル著作リンク一覧 Wikipedia マーシャル著作リンク一覧 勧業理財学(高橋是清 訳. 文部省編輯局, 明19 上 下) 経済原論 (東京専門…

デカルトによる認識の転換によって生まれた近代的自我としての認識者 〜神から人間への理性の使い方の変化【デカルト『方法序説』】

デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている 神によって与えられるかしこさ 頭の良し悪しは頭の使い方の上手下手である 神から人間へと移った認識の根拠 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【新版 哲学・…

人間に与えられる社会認識の問題と、それに対する自我 ~デカルトの懐疑した社会的価値と疑う自我の発見【デカルト『方法序説』】

社会からの認識の問題と、それに対する自我 〜まずはデカルト 社会の価値観と危険性 デカルトと自我と疑うべきあらゆるもの 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 【トマス・アクィナス『神学大全』…

人間精神の認識の根源としての社会 〜人間外に存在する社会的価値観としての集合表象

人間の認識の根源としての社会 〜集合表象っていいます 社会学的な宗教の在り方と社会の在り方 人間の認識は社会(集合表象)から与えられる 私たちの価値観もまた世の中によって形作られている? 内と外の価値観の正統性と異端 気になったら読んで欲しい本 【…

デュルケームの集合表象とはなんだろう 〜未開部族の宗教/非合理なトーテム神という社会的事実の例から導き出される集合表象という概念

社会学としての宗教 デュルケームの社会学 未開部族の非合理的なトーテム神 社会的事実としてのトーテム神と集合表象 気になったら読んで欲しい本 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 【デュルケーム『社会分業論』『自殺論』『社会学的方法の規準』『…

我々の生きる現代社会と属する世界の価値観とは ~宗教は社会学され価値観を基礎づける原因を発見しようとする

自分たちの属する世界と価値観 〜宗教は社会学される 宗教以外に価値観を基礎づけるもの 社会学と宗教 気になったら読んで欲しい本 【新睦人『社会学のあゆみ』】 自分たちの属する世界と価値観 〜宗教は社会学される 宗教以外に価値観を基礎づけるもの 民族…

ロールズ(米 1921-2002) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ジョン・ロールズ(Rawls, John) ロールズ著作リンク一覧 公正としての正義(田中成明 編訳. 木鐸社, 1979) 正義論(矢島鈞次 監訳. 紀伊国屋書店, 1979 →川本隆史, 福間聡, 神島裕子 訳. 紀伊國屋書店, 2010 ) 人権について : オックスフォード・アムネスティ…