日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ニーチェの言葉であるアフォリズムとまとまった哲学書とは異なる本の在り方による哲学

ニーチェとアフォリズム ニーチェの著作 【ハイデガー『存在と時間』,サルトル『存在と無』】 アフォリズムって? 【エラスムス『痴愚神礼讃』】 【ラ・ロシュフコー箴言集】 箴言集としての哲学の難しさ わかりにくく誤解されやすいニーチェ思想 【ニーチェ…

【まとめ】他者とは異なる規則を持つ者【7】

まとめ7 他者とは異なる規則を持つ者 このまとめの要旨 書いたもの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ7 他者とは異なる規則を持つ者 このまとめの要旨 他者=自分と異なる規則によって生きる存在をもとにして、…

シスモンディ (仏 1773-1842) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

シスモンディ(Sismondi, Jean-Charles-Léonard Simonde de) シスモンディ(Sismondi, Jean-Charles-Léonard Simonde de) シスモンディ著作リンク一覧 シスモンディ著作一覧 Wikipedia シスモンディ著作リンク一覧 政治経済学新原理(上巻 山口茂, 菅間正朔 共…

ヤスパースが哲学に転じたにも関わらず『精神病理学総論』による科学的基礎と、フロイトが科学者を自認しながらも多岐に思想的影響を与えた精神分析

ヤスパースの精神病理学とフロイトの精神分析 哲学者ヤスパースの精神病理学 【ヤスパース『新・精神病理学総論』】 ヤスパースと科学的な精神病理学 フロイトと哲学的な精神分析 【フロイト『自我論集』】 哲学者ヤスパースと科学者フロイト 前回のお話 wak…

読むべき本と読めない本の難しい関係 ~ヤスパース『精神病理学総論』は大古典らしく頻繁に引用されるが通読はされないらしい

本と読書と読める量 実存主義者ヤスパースと精神医学 読まれないらしいヤスパースの大著 【ヤスパース『精神病理学総論』】 読むことが困難な多くの本たち 【バイヤール『読んでない本について堂々と語る方法』】 前回のお話 waka-rukana.com 本と読書と読め…

ハイデガーと実存主義と実存主義者への態度とその影響

ハイデガーと実存主義者たち ハイデガーと実存主義 【手塚治虫『ネオ・ファウスト』】 【サルトル『嘔吐』『実存主義とは何か』】 実存主義者とは異なるらしいハイデガー サルトル以外にも影響した実存主義者たち 【ヤスパース『哲学』,マルセル『存在と所有…

【まとめ】他者による命令と、権力に対する抵抗の理由と考察とは【6】

まとめ6 他者による命令と、権力に対する抵抗の理由と考察とは このまとめの要旨 書いたもの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ6 他者による命令と、権力に対する抵抗の理由と考察とは このまとめの要旨 コミ…

ハイデガーと日本人 ~ドイツに留学に行った日本人哲学者たち

ハイデガーと日本人 ドイツに留学した日本人哲学者 【ハイデガー『言葉についての対話』,福田和也『日本の目玉』】 和辻哲郎と『風土』 〜時間に対する空間 【和辻哲郎『風土』】 【小谷野敦『日本文化論のインチキ』】 前回のお話 waka-rukana.com ハイデガ…

無限の可能性の意味としての実存的問題における有限的存在としての人間

時間的存在における無限と有限の在り方 生きるための死という限定の自覚 【ハイデガー『存在と時間』】 無限の可能性としての人間の最初の状態 限定された有限なものとしての人間 有限なものを繰り返す無限な存在としての人間 【ヘーゲル『精神現象学』】 時…

死とは人間が生きるための自覚として現れる ~知らず知らずのうちに与えられた当たり前の価値観を疑う根源的契機

当たり前の認識を持つ人間と死の自覚による生 死を通してなされる限られた存在であることの自覚 【ハイデガー『存在と時間』】 【コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』】 与えられた当たり前 【ロック『人間知性論』,カント『純粋理性批判』,デュルケーム『宗教的…

限られた時間を有効に使う者としての人間哲学 ~時間的存在としての人間と死

人間は限られた時間の中で生き、死ぬ存在であることを自覚することによって生きる 時間的存在としての人間 【ハイデガー『存在と時間』】 人間は必ず死ぬ 【キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』】 死を自覚することによって、生きる人間 【香山リカ『リカちゃん…

生の哲学(ジンメル)によって育まれた実存主義(ハイデガー)の哲学

実存主義の前の生の哲学 ハイデガーと生の哲学 【ハイデガー『存在と時間』】 人間の生 【カント『純粋理性批判』】 哲学者ジンメル 【ジンメル『生の哲学』】 オルテガ 【オルテガ『大衆の反逆』】 前回のお話 waka-rukana.com 実存主義の前の生の哲学 ハイ…

【まとめ】コミュニケーションが難しい理由とその考察【5】

まとめ5 コミュニケーションが難しい理由とその考察 このまとめの要旨 書いたもの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ5 コミュニケーションが難しい理由とその考察 このまとめの要旨 コミュニケーションによっ…

ペティ (英 1623-1687) 本【著作(翻訳)リスト一覧/リンク(Amazon)】

ウィリアム・ペティ(Petty, William) ウィリアム・ペティ(Petty, William) ペティ著作リンク一覧 ペティ著作一覧 Wikipedia ペティ著作リンク一覧 政治算術 (統計学古典選集 大内兵衛 訳. 栗田書店, 1941 / 第一出版, 1946 → 再販 1948 / 岩波文庫 大内兵衛,…

師匠と弟子の関係における、歴史的偉人たちの反目と反逆による独立した思想のエピソードなど

歴史に残る師匠と弟子の微妙な関係 フッサールのお弟子さんハイデガー 【フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』】 ハイデガーと実存哲学 【ハイデガー『存在と時間』】 師弟関係の軋み フロイトやユング 【フロイト『精神分析学入門』,ユング…

懐疑主義の意義を簡単にわかりやすく言うと、既成の価値観を疑い崩し新しい思想を生み出すことにある

懐疑主義と新しい思想 ~価値観を疑うことによって崩し、生まれる新しいもの デカルト哲学と分解と数学化 【フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』,デカルト『方法序説』】 懐疑主義者デカルト フッサールと懐疑主義 【フッサール『イデーン』…

機械論的自然観を生み出したデカルトと、自然と統一的な原理によってみなされるようになった人間観

人間と自然を統一した機械論的世界と数学化 自然と身体と機械論的世界 【デカルト『省察』『哲学原理』】 【ラ・メトリ『人間機械論』】 人間の数学化 分解的理解の克服としての現象学 【フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』】 前回のお話 w…

心身二元論の問題を克服しようとしたデカルトの松果体と、当時の医学の水準という限界

デカルトの心身二元論と松果体 デカルトと心身二元論 【ダマシオ『デカルトの誤り』】 身体と精神をつなぐものとしての松果体 【デカルト『省察』『哲学原理』】 よくわからない松果体と当時の医学 【ハーヴェイ『動物の心臓ならびに血液の運動に関する解剖…

デカルトの心身二元論における精神と身体の分離と、身体と自然の統一的な理論である機械論的世界観

デカルトの心身二元論と統一的な自然世界の機械論的世界観 身体と精神の哲学的分離 【デカルト『省察』『哲学原理』】 【ニュートン『自然哲学の数学的原理』】 身体と自然の統一的メカニズム 中世的思想に対して革命的だった統一的な自然の機械論的世界観 …

【まとめ】難しい問題をわかるための方法とは【4】

まとめ4 難しい問題をわかるための方法とは このまとめの要旨 書いたもの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ4 難しい問題をわかるための方法とは このまとめの要旨 難しい内容を理解するというこ自体が難しい…

テュルゴー (仏 1727-1781) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ジャック・テュルゴー(もしくはチュルゴ、チュルゴオ Turgot, Anne-Robert-Jacques) ジャック・テュルゴー(もしくはチュルゴ、チュルゴオ Turgot, Anne-Robert-Jacques) テュルゴー著作リンク一覧 テュルゴー著作一覧 Wikipedia テュルゴー著作リンク一覧 …

現象学が様々な分野で応用され発展していったそれぞれの思想的展開

学問の基礎学としての哲学である現象学とその応用たち 哲学としての現象学 応用される現象学 現象学と社会学 【シュッツ『社会的世界の意味構成』】 現象学と地理学 【レルフ『場所の現象学』トゥアン『空間の経験』】 現象学と哲学 【メルロー=ポンティ『知…

現象学が基礎づけようとした、体験を意味づけすることにより新しい学問的基礎を築いた哲学

現象学と普遍的なものとしての人間の体験 ちょっと不思議に聞こえる現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 人間にとって普遍的な体験というもの 【フッサール『イデーン』】 数学に対するものとしての体験 【クライン『数学の文化史』】 前回のお話 waka-rukana…

現象学の意味とはあまりに数学化されたヨーロッパの学問から体験的統一性を取り戻すことにあった ~フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』

現象学とヨーロッパの学問の数学化と失われる統一的人間観 現象学の問題意識 【フッサール『論理学研究』】 ヨーロッパの学問と数学化 【フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』】 人間が数字化されて物扱いになっていく 【マルクス『経済学批…

懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは

現代における懐疑主義のエポケー/判断停止を用いる新たな哲学である現象学 平静を求めるための懐疑主義のエポケー/判断停止 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 現代におけるエポケー/判断停止と現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 体験を純粋に取り出…

デカルトの懐疑とセクストス・エンペイリコスの懐疑主義 ~懐疑を巡る時代を超えた継承と忘却された中世哲学

近世/近代に現れた懐疑主義の影響とデカルトの懐疑 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』】 デカルトの懐疑 【デカルト『方法序説』】 デカルトの懐疑とセクストス・エンペイリコスの懐疑主義 中抜きされてしまった中世哲学 【キリスト教教父…

【まとめ】コミュニケーションと齟齬の関係とは【3】

まとめ3 コミュニケーションと齟齬の関係とは このまとめの要旨 書いたもの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ3 コミュニケーションと齟齬の関係とは このまとめの要旨 人が人に何かを伝えようとするとどうし…

ケネー (仏 1694-1774) 本【著作(翻訳)リスト一覧/リンク(Amazon)】

フランソア・ケネー (Quesnay, François) フランソア・ケネー (Quesnay, François) ケネー著作リンク一覧 ケネー著作一覧 Wikipedia ケネー著作リンク一覧 地代論(高畠素之, 安倍浩 訳. 而立社, 大正13 ) 経済表 (岩波文庫 増井幸雄, 戸田正雄 訳. 岩波書店,…