日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

トンプソン(米 1920-1973 ) 本【著作(翻訳)リスト一覧/リンク(Amazon)】

J.D.トンプソン(Thompson, James D ) J.D.トンプソン(Thompson, James D ) トンプソン著作リンク一覧 トンプソン著作一覧 トンプソン著作リンク一覧 組織の革新 (土屋敏明, 金子邦男, 古川正志 訳. ダイヤモンド社, 1969) オーガニゼーション・イン・アク…

思想の違いによるお互いの共通点や相違点と、相手への理解としつこい自己愛型罵倒という態度の差 ~一流の思想は立場が異なる一流も尊重し、自分の都合でしかないものを思想として掲げる者は立場の違うものを認めない

思想的立場の違いと理解 〜一流は立場の異なる一流も受け入れる、かな 保守や左翼の共通点と相違点 〜社会批判と歴史的方向性 野村秋介と筑紫哲也 〜宮崎哲也の発言から 江藤淳と吉本隆明 〜意外な対談 一流同士の理解 〜相違点を踏まえて相手を受け入れる …

宗教における理想社会の過去志向(仏教・イスラーム・儒教)と未来志向(キリスト教) 〜開祖が直接教え治める過去の時代と、復活して死後に期待を寄せる理想社会

宗教における過去志向と未来志向 〜仏教・イスラーム・儒教、キリスト教 社会批判と過去志向・未来志向 年齢における過去志向と未来志向 宗教における過去志向や未来志向 過去志向の宗教 〜仏教、イスラーム、または儒教 未来志向の宗教 〜キリスト教 案外普…

保守と左翼の違いと類似点の問題点とは 〜共通する現代社会への批判と相違する方向性の違い

保守と左翼の相違点 〜歴史への志向性と社会への批判 保守と左翼 〜なにが違うの? 共通する観点 〜現状の社会への批判 相容れない観点 〜歴史的志向性の違い 気になったら読んで欲しい本 浅羽道明『右翼と左翼』 西部邁『日本の保守思想』 西部邁『保守の真…

伝統や文化は経済の必要性(田舎でも儲かる商売として)や失われることによって(懐古主義/復古主義)や他国の尺度で整理(自国の西洋基準判断)されたり現在の観点から生み出されたり(近代の創出=捏造)していて、意外と新しかったりその都度創られたり理由がはっきりしていなかったり誤解されていたりする【ホブズボーム『創られた伝統』 】

国家的オリジナリティとしての歴史や伝統への疑問 〜守るべき歴史の困難 『創られた伝統』 スコットランド高地地方の衣装 植民地支配下のインドにおけるインド文化の形成 新しかったり、外から作られたりしている伝統や文化 気になったら読んで欲しい本 ホブ…

近代国家の成立のために歴史的背景と起源を求め創造される歴史的伝統文化と保守の立場 〜国家的オリジナリティとしての歴史【ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』 】

歴史的立場としての保守 相容れないはずの保守同士の立場 変わりゆく政治権力や社会制度 近代 〜歴史による自分たちの出所説明 世界標準化した近代ヨーロッパ的価値観 〜非ヨーロッパ諸国の出所説明の必要性 母国的価値観とヨーロッパ的科学文明の必要性 均…

【まとめ】資本主義の成立と継続のシステムと原理とは ~アダム・スミス,マルクス,ウェーバー,ゾンバルト【28】

まとめ28 資本主義の成立と継続のシステムと原理とは ~アダム・スミス,マルクス,ウェーバー,ゾンバルト このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ28 資本主義の成立と継続のシステム…

ペロー (1925-) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

チャールズ・ペロー(Perrow, Charles) チャールズ・ペロー(Perrow, Charles) ペロー著作リンク一覧 ペロー著作一覧 ペロー著作リンク一覧 現代組織論批判 (佐藤慶幸 監訳. 早稲田大学出版部, 1978) エイズ・ディザースター : ニューヨーク市と国の失策…

保守政治の保守すべき時代と経済第一主義が目的となる経済的覇権主義 〜大きな経済は守るが、歴史や文化や小さな経済の生活者は守らなくなる保守の捻れ【福田恆存『保守とは何か』 】

政治的保守と経済的覇権主義 〜大きな経済は守るが、歴史や文化や小さな経済の生活者は守らない? 保守の立場 〜自らで明確化、歴史的文化 今の政治的保守とは 経済第一主義の保守 〜もしくは経済的覇権主義 経済第一主義にとっての歴史や文化 〜非効率な金…

保守の立場の困難性:明確な基準なき保守思想の思想的立脚点の意味とはどこにあるか 〜政治勢力として左翼反対によるまとまり、自らで明確化、日本文化/歴史的踏襲【福田恆存『保守とは何か』 】

保守の立場とは 新興勢力への反対としての保守のまとまり 日本の場合 〜共産主義や左翼への反対というまとまり 保守勢力と政治権力 〜敵か権力によってまとまる類似 保守の基準その① 〜自らで明確にする 保守の基準その② 〜日本文化を踏襲する 気になったら…

保守の立場とその恣意性とはどのような意味か ~保守とは何を保守する思考・思想・立場なのか。明確な基準なき保守主義の困難と不一致や対立【マンハイム『保守主義的思考』 】

保守の立場について 〜新しいものに反対するから保守なのだ 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守の守るものとは 〜その難しさ 対立する保守すべき過去 〜理想の過去は一致しない 明確な基準なき保守主義 〜新しいものへの反対とその正当性 気になったら読…

M-1グランプリ2020年マヂカルラブリー決勝のネタは〝面白くない〟で漫才じゃないのか論争問題 〜M-1:2020とコロナとしゃべくり漫才

M-1グランプリ2020におけるしゃべくり漫才とコロナ禍 前置き マヂカルラブリーは漫才か問題 漫才の自由と型 音楽や落語による型 【吉田秀和『私の好きな曲』】 【立川談志『現代落語論』】 小説や絵画における自由 【ジョイス『ユリシーズ』,ベケット『ゴド…

フランス革命の影響と社会の変化/混乱に対するバークの異議申し立てという保守主義による保守の誕生 〜既成の社会秩序の維持と破壊への反対という保守思想【バーク『フランス革命についての省察』 】

フランス革命と保守主義の誕生 フランス革命と社会の大混乱 フランス革命と保守主義 〜エドマンド・バークの『フランス革命についての省察』 イギリスと保守的風土 気になったら読んで欲しい本 バーク『フランス革命についての省察』 池田理代子『ベルサイユ…

【まとめ】ウェーバーの社会学と資本主義のエートス『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』紹介/解説【27】

まとめ27 ウェーバーの社会学と資本主義のエートス『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』紹介/解説 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ27 ウェーバーの社会学と資本…

ウッドワード (英 1916-1971) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ジョン・ウッドワード(Woodward, Joan) ジョン・ウッドワード(Woodward, Joan) ウッドワード著作リンク一覧 ウッドワード著作一覧 ウッドワード著作リンク一覧 新しい企業組織 : 原点回帰の経営学 (矢島鈞次, 中村寿雄 共訳. 日本能率協会, 1970) 技術と組…

情報が多い現代社会のメディア状況により専門性の欠如した伝播情報=デマがあふれ加速される空気を読む現象 〜短く軽い制限と記号的差異化に戯れるポストモダンによって転倒される意味と表現

空気を読むこととメディア 伝播性と専門性 長大な情報源と簡潔な説明 短い表現と記号的差異化 共同体と想像的世界 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 島田紳助『自己プロデュース力』 ヘーゲ…

日本特殊論(日本は変な国で日本人は変)の歴史的背景としての中心と周縁の思想的自覚の差 〜自己中心的思考とは思想的中心であれば普遍的とみなされ、周縁であれば特殊的とみなされる

日本特殊論とその背景 〜中心たるヨーロッパと周縁たる日本の自覚の差 近代化の原点としてのヨーロッパ 〜世界に行き渡るヨーロッパ的価値観 ヨーロッパが自らを語ること=普遍性の自覚 日本が自らを語ること=普遍性ではない特殊性の自覚 非ヨーロッパ圏とい…

日本人が空気を読むという、日本的現象の社会/歴史的原因 〜日本の情緒的文化圏、無階級社会、近代的大衆社会とヨーロッパの過剰な論理的文化圏、明確な階級社会の対比と、共通する近代的大衆化問題

空気を読むという、日本的現象の社会/歴史的背景 ヨーロッパの論理的文化圏と、日本の情緒的文化圏 ヨーロッパの階級と日本の無階級 近代化にともなう人間の大移動 〜大衆の問題 気になったら読んで欲しい本 ウェーバー『音楽社会学』 中島義道『ウィーン愛…

原理原則に従う空気を読まない方法のための古典的な知識と教養の必要性 ~空気を読むとは専門性を欠いた状態で伝播された情報を同調的に読み込むので、原典となる情報の認識によってのみ対抗・批判できる

空気を読むことに対抗できるのか 空気を読むことと非専門性 空気を読むことを批判することまでが、空気の中に絡めとられる 空気に対抗すべき原典の思考 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 ヘ…

科学的根拠とは、科学的根拠に基づく認識とは何か。科学的根拠がないと指摘された空気を読む現象を例にして:自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 ~観察・実験・再現性から仮説、反証可能性、そして抽出された法則の数学化という自然科学と、未だ数学化にムラがあるも問題解決へと向かう人文・社会科学

空気を読むことの科学的根拠 〜自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 丸山眞男の世界的評価 科学的根拠とはどのようなものだろうか 科学的根拠その1 〜観察・実験・再現性、そして仮説と法則 自然科学的手法の人文・社会科学への適用と挫折 科学的…

【まとめ】ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係【26】

まとめ26 ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ26 ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係 このまとめの…

チャンドラー (米 1918-2007 ) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

アアルフレッド・デュポン・チャンドラー・ジュニア(Chandler, Alfred Dupont, 1918-2007 ) アアルフレッド・デュポン・チャンドラー・ジュニア(Chandler, Alfred Dupont, 1918-2007 ) チャンドラー著作リンク一覧 チャンドラー著作一覧 Wikipedia チャンド…

フランス革命の原因となった経済システムの変化と、結果として起こった政治/社会システムの変化 〜富の源泉を握る貴族=土地から市民=産業への転換と社会変革

経済システムの変化と社会/政治システムの変化 〜フランス革命による貴族から市民への転換 経済システムの変化とフランス革命 フランス革命による社会システムの変化 絡み合う経済と社会のシステムの変化 気になったら読んで欲しい本 池田理代子『ベルサイユ…

初期資本主義社会における工場労働者としての女性の扱い 〜封建時代をひいた工場経営者のハーレムとしての女性労働者たち。より安価な労働力としての大人の男性から女性・子供への移行【エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 】

経済構造の変化による転落の姿 社会主義者と共産主義 当時の労働者の姿を描いた風俗誌 安価な労働者への転落 女性労働者への扱い 気になったら読んで欲しい本 エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 前回のお話 Loading... 経済構造の変化による転…

オウエンが批判した初期資本主義の頃の工場労動者の労働環境 〜非人道的な子供への労働環境の政治的・社会的擁護と政治家の実力主義による労働階級の切り捨て【『オウエン自叙伝』】

オウエンの労働環境改善とその現状への態度 〜カイゼン主義者オウエンと政治家の反応、及び子供の扱い オウエンの工場改革 〜工場環境と対策内容 労働環境改善への社会的働きかけの内実 〜問題なしとされる政治的判断 気になったら読んで欲しい本 『オウエン…

ダーウィンの進化論へと影響した思想や本と社会理論:自身の見聞、ライエルの地質学、そしてマルサス『人口論』と社会ダーウィニズム ~進化論の社会起源と再社会学化による誤用の定着と意味

ダーウィン進化論の3つの土台と、進化論の社会適用について 1.『ビーグル号航海記』におけるダーウィン自身の見聞 2.地質学者ライエルと、その本『地質学原理』 3.経済学者マルサスの考え方と、その本『人口論』 進化論の社会科学的側面 〜マルサスの無慈悲…

スペンサーの社会進化論の適者生存と弱肉強食の問題点 〜自然(生物学)の理論から社会の理論へ? もしくは社会ダーウィニズムとはどのようなものか

スペンサーと社会進化論 イギリスと功利主義と経済学と社会進化論(みな弱肉強食?) ダーウィニズム 社会的ダーウィニズム スペンサーの影響力 気になったら読んで欲しい本 ダーウィン『種の起源』 スペンサー『ハーバート・スペンサー コレクション』 カーネ…

【まとめ】デカルトの哲学と考え方 ~自我と個人、自然の世界の転換『方法序説』『幾何学』紹介/解説【25】

まとめ25 デカルトの哲学と考え方 ~自我と個人、自然の世界の転換『方法序説』『幾何学』紹介/解説 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ25 デカルトの哲学と考え方 ~自我と個人…

サイアート(米 1921-1998) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

R.M.サイアート(Cyert, Richard Michael) R.M.サイアート(Cyert, Richard Michael) サイアート著作リンク一覧 サイアート著作一覧 サイアート著作リンク一覧 企業の行動理論 (J.G.マーチ共著, 松田武彦, 井上恒夫 訳. ダイヤモンド社, 1967) サイアー…

ルソーやホッブズの社会契約説とベンサムの功利主義:社会を運営するための2つの考え方/理論 ~生理的とも思える功利主義の意味とみんなのためにひとりひとりの個人が自分をゆだねる社会という全体

社会契約と功利主義 〜社会を運営するための2つの考え方/理論 ベンサムの生理的と思える功利主義 社会の中心の措定 〜個人か個人を越えるものか 経済学と功利主義 〜神の見えざる手と個人の自由 気になったら読んで欲しい本 『世界の名著 ベンサム/J.S.ミル…