日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

近代国家の成立のために歴史的背景と起源を求め創造される歴史的伝統文化と保守の立場 〜国家的オリジナリティとしての歴史【ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』 】

歴史的立場としての保守 相容れないはずの保守同士の立場 変わりゆく政治権力や社会制度 近代 〜歴史による自分たちの出所説明 世界標準化した近代ヨーロッパ的価値観 〜非ヨーロッパ諸国の出所説明の必要性 母国的価値観とヨーロッパ的科学文明の必要性 均…

ヒルファディング(墺 1877-1941) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ルドルフ・ヒルファディング(Hilferding, Rudolf) ルドルフ・ヒルファディング(Hilferding, Rudolf) ヒルファディング著作リンク一覧 ヒルファディング著作一覧 Wikipedia ヒルファディング著作リンク一覧 金融資本論(林要 訳. 弘文堂書房 第1分冊 大正15 第…

保守政治の保守すべき時代と経済第一主義が目的となる経済的覇権主義 〜大きな経済は守るが、歴史や文化や小さな経済の生活者は守らなくなる保守の捻れ【福田恆存『保守とは何か』 】

政治的保守と経済的覇権主義 〜大きな経済は守るが、歴史や文化や小さな経済の生活者は守らない? 保守の立場 〜自らで明確化、歴史的文化 今の政治的保守とは 経済第一主義の保守 〜もしくは経済的覇権主義 経済第一主義にとっての歴史や文化 〜非効率な金…

保守の立場の困難性:明確な基準なき保守思想の思想的立脚点の意味とはどこにあるか 〜政治勢力として左翼反対によるまとまり、自らで明確化、日本文化/歴史的踏襲【福田恆存『保守とは何か』 】

保守の立場とは 新興勢力への反対としての保守のまとまり 日本の場合 〜共産主義や左翼への反対というまとまり 保守勢力と政治権力 〜敵か権力によってまとまる類似 保守の基準その① 〜自らで明確にする 保守の基準その② 〜日本文化を踏襲する 気になったら…

【まとめ】大衆の歴史的変遷 ~田舎から都市、土地/農業から生産/産業、庶民と大衆【40】

まとめ40 大衆の歴史的変遷 ~田舎から都市、土地/農業から生産/産業、庶民と大衆 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ40 大衆の歴史的変遷 ~田舎から都市、土地/農業から生産/…

ベルンシュタイン(独 1850-1932) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

エドゥアルト・ベルンシュタイン(Bernstein, Eduard) エドゥアルト・ベルンシュタイン(Bernstein, Eduard) ベルンシュタイン著作リンク一覧 ベルンシュタイン著作一覧 Wikipedia ベルンシュタイン著作リンク一覧 修正派社會主義論 (新人會叢書 嘉治隆一 譯. …

保守の立場とその恣意性とはどのような意味か ~保守とは何を保守する思考・思想・立場なのか。明確な基準なき保守主義の困難と不一致や対立【マンハイム『保守主義的思考』 】

保守の立場について 〜新しいものに反対するから保守なのだ 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守の守るものとは 〜その難しさ 対立する保守すべき過去 〜理想の過去は一致しない 明確な基準なき保守主義 〜新しいものへの反対とその正当性 気になったら読…

フランス革命の影響と社会の変化/混乱に対するバークの異議申し立てという保守主義による保守の誕生 〜既成の社会秩序の維持と破壊への反対という保守思想【バーク『フランス革命についての省察』 】

フランス革命と保守主義の誕生 フランス革命と社会の大混乱 フランス革命と保守主義 〜エドマンド・バークの『フランス革命についての省察』 イギリスと保守的風土 気になったら読んで欲しい本 バーク『フランス革命についての省察』 池田理代子『ベルサイユ…

情報が多い現代社会のメディア状況により専門性の欠如した伝播情報=デマがあふれ加速される空気を読む現象 〜短く軽い制限と記号的差異化に戯れるポストモダンによって転倒される意味と表現

空気を読むこととメディア 伝播性と専門性 長大な情報源と簡潔な説明 短い表現と記号的差異化 共同体と想像的世界 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 島田紳助『自己プロデュース力』 ヘーゲ…

トゥガン=バラノフスキー(露 1865-1919) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ミハイル・イワノヴィッチ・トゥガン=バラノフスキー(Tugan-Baranovskiĭ, Mikhail Ivanovich) ミハイル・イワノヴィッチ・トゥガン=バラノフスキー(Tugan-Baranovskiĭ, Mikhail Ivanovich) トゥガン=バラノフスキー著作リンク一覧 トゥガン=バラノフスキー著…

日本特殊論(日本は変な国で日本人は変)の歴史的背景としての中心と周縁の思想的自覚の差 〜自己中心的思考とは思想的中心であれば普遍的とみなされ、周縁であれば特殊的とみなされる

日本特殊論とその背景 〜中心たるヨーロッパと周縁たる日本の自覚の差 近代化の原点としてのヨーロッパ 〜世界に行き渡るヨーロッパ的価値観 ヨーロッパが自らを語ること=普遍性の自覚 日本が自らを語ること=普遍性ではない特殊性の自覚 非ヨーロッパ圏とい…

日本人が空気を読むという、日本的現象の社会/歴史的原因 〜日本の情緒的文化圏、無階級社会、近代的大衆社会とヨーロッパの過剰な論理的文化圏、明確な階級社会の対比と、共通する近代的大衆化問題

空気を読むという、日本的現象の社会/歴史的背景 ヨーロッパの論理的文化圏と、日本の情緒的文化圏 ヨーロッパの階級と日本の無階級 近代化にともなう人間の大移動 〜大衆の問題 気になったら読んで欲しい本 ウェーバー『音楽社会学』 中島義道『ウィーン愛…

【まとめ】大衆の問題と歴史的背景 ~土地から都市、アノミー、その特徴<オルテガ『大衆の反逆』>【39】

まとめ39 大衆の問題と歴史的背景 ~土地から都市、アノミー、その特徴 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ39 大衆の問題と歴史的背景 ~土地から都市、アノミー、その特徴 この…

ブレイヴァマン(1920-) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ハリー・ブレイヴァマン(Braverman, Harry) ハリー・ブレイヴァマン(Braverman, Harry) ブレイヴァマン著作リンク一覧 ブレイヴァマン著作一覧 ブレイヴァマン著作リンク一覧 労働と独占資本 : 20世紀における労働の衰退(富沢賢治 訳. 岩波書店, 1978① ②) ブ…

原理原則に従う空気を読まない方法のための古典的な知識と教養の必要性 ~空気を読むとは専門性を欠いた状態で伝播された情報を同調的に読み込むので、原典となる情報の認識によってのみ対抗・批判できる

空気を読むことに対抗できるのか 空気を読むことと非専門性 空気を読むことを批判することまでが、空気の中に絡めとられる 空気に対抗すべき原典の思考 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 ヘ…

科学的根拠とは、科学的根拠に基づく認識とは何か。科学的根拠がないと指摘された空気を読む現象を例にして:自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 ~観察・実験・再現性から仮説、反証可能性、そして抽出された法則の数学化という自然科学と、未だ数学化にムラがあるも問題解決へと向かう人文・社会科学

空気を読むことの科学的根拠 〜自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 丸山眞男の世界的評価 科学的根拠とはどのようなものだろうか 科学的根拠その1 〜観察・実験・再現性、そして仮説と法則 自然科学的手法の人文・社会科学への適用と挫折 科学的…

フランス革命の原因となった経済システムの変化と、結果として起こった政治/社会システムの変化 〜富の源泉を握る貴族=土地から市民=産業への転換と社会変革

経済システムの変化と社会/政治システムの変化 〜フランス革命による貴族から市民への転換 経済システムの変化とフランス革命 フランス革命による社会システムの変化 絡み合う経済と社会のシステムの変化 気になったら読んで欲しい本 池田理代子『ベルサイユ…