日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

神との契約と契約概念における自分を守るための守護者という民族宗教的認識の問題点 ~自分たち以外の人に厳しい余所者人間観

民族宗教的認識の問題点 〜自分たちだけで、余所者は人間じゃないんです 自分たちのことを考える民族宗教的認識 一神教と契約概念 民族守護と神 アリストテレスの余所者人間観 〜動物以上、人間未満 気になったら読んで欲しい本 【佐藤優『交渉術』】 【山川…

【ユダヤ教とは何かわかりやすく】普遍性のある世界宗教の前段階としての民族宗教:ユダヤ教の場合 ~多神教と異なる特異な一神教を生んだ時代の敗北者としてのユダヤ人

普遍性の前の民族宗教:ユダヤ教の場合 〜いじめられっこのユダヤ人 普遍性としての世界宗教 共同体的な民族宗教 ユダヤ教徒特異な一神教 敗北者としてのユダヤ人 概念内における絶対勝者としての唯一神 唯一神という世界史上稀有な概念 気になったら読んで欲…

普遍的価値観のある世界の大思想のありか。~四大文明の世界の大思想とそれ以外の思想の存在価値

知られたものと知られていないもの 〜でも、それと中身は一緒じゃないかも 立場を超える普遍的価値観のある大思想 普遍思想はどこにある? ユーラシア大陸産の普遍思想 特殊地域と独自性 気になったら読んで欲しい本 【トッド『新ヨーロッパ大全』】 知られ…

余所者との接触から現れてくる意思決定/行動選択のための政治 ~新しい局面に対する同意と決定と反発と政治

余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発、そして政治 余所者との接触による内部と結束 決定と同意 政治の登場 気になったら読んで欲しい本 【柄谷行人『探究Ⅰ,Ⅱ』】 【ハンチントン『文明の衝突』】 余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発…

影響すると共に自覚することへとつながる余所者=外部との接触 ~自らの文化の自覚と思想の鍛錬へのきっかけ

余所者=外部と接触するということ 〜文化はこうして鍛えられる? 文明に覆われて逃げ場のないユーラシア大陸 自分たちの思想と余所者の影響 アメリカ思想としてのケンタッキー、マクドナルド 自らの自覚と外部 【梅棹忠夫『文明の生態史観』】 余所者=外部と…

【まとめ】マルクス・エンゲルスの哲学/思想と資本主義の様々な問題点【29】

まとめ29 マルクス・エンゲルスの哲学/思想と資本主義の様々な問題点 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ29 マルクス・エンゲルスの哲学/思想と資本主義の様々な問題点 このまと…

サン=シモン(仏 1760-1825) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

クロード・アンリ・ド・ルーヴロワ・サン=シモン(Saint-Simon, Henri) クロード・アンリ・ド・ルーヴロワ・サン=シモン(Saint-Simon, Henri) サン=シモン著作リンク一覧 サン=シモン著作一覧 Wikipedia サン=シモン著作リンク一覧 新基督教論 (社会科学叢書 …

人々の交通と移動による文明の接触と、余白が失われ逃げ場がないこと ~追い詰められる者を受け入れる普遍的価値ある大思想

文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文明世界と逃亡先 受容先としての大思想 【柄谷行人『隠喩としての建築』】 文明の接触 〜横の場合と縦の場合 文明の接触と交通 文化の接点が頻繁に起こるためには移動が可能でなくてはいけません。ですか…

世界最古の文明における大陸による文化の接触 〜ギリシアとインドの思想/哲学/文化の相互関係、もしくは古代懐疑主義とインド行者の影響の可能性

大陸における文化の接触 〜ギリシアとインド 大陸の偉大なものの理由 文明の揺籃地と多文化圏との接触 ギリシアとインド 懐疑主義と行者 気になったら読んで欲しい本 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 【セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義哲…

日本の近代化の特徴としての、ヨーロッパに対する地球の中の周縁の意味とは 〜世界システム論の中に位置づけられた日本【ウォーラーステイン『近代世界システム』】

周縁としての日本と近代化、そして… 〜世界システムの中に位置づけられた日本 近代化と世界経済圏 中心と周縁の世界システム 中心地ヨーロッパから遠い日本の地理的条件 ウォーラーステインと梅棹忠夫 気になったら読んで欲しい本 【ウォーラーステイン『近…

【梅棹忠夫『文明の生態史観』】大陸の歴史と辺境であることの余力の意味 〜梅棹忠夫によるヨーロッパと日本の近代化の原因の分析

大陸の歴史と辺境の余力 〜梅棹忠夫によるヨーロッパと日本の近代化 ユーラシア大陸と日本の近代化 大陸の中心勢 疲弊した大陸内部と余力を蓄えた辺境 取り入れたものによる一貫性と雑種性 未来像としての万博 気になったら読んで欲しい本 【梅棹忠夫『文明…

世界四大文明の特徴としてのユーラシア大陸 ~連綿と続く古代文明の影響とその揺籃地としてのユーラシア大陸

偉大なものとユーラシア大陸 〜地理上の問題じゃ仕方ないよね 大陸と文明 古代文明圏の偉大な達成と、その土台 偉大な思想がうまれるための、膨大な蓄積 世界史の舞台としてのユーラシア大陸 気になったら読んで欲しい本 【論語】 【手塚治虫『ブッダ』】 【…

【まとめ】資本主義の成立と継続のシステムと原理とは ~アダム・スミス,マルクス,ウェーバー,ゾンバルト【28】

まとめ28 資本主義の成立と継続のシステムと原理とは ~アダム・スミス,マルクス,ウェーバー,ゾンバルト このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ28 資本主義の成立と継続のシステム…

ヒックス(英 1904-1989) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ジョン・リチャード・ヒックス(Hicks, John) ジョン・リチャード・ヒックス(Hicks, John) ヒックス著作リンク一覧 ヒックス著作一覧 Wikipedia ヒックス著作リンク一覧 景気循環論 (岩波現代叢書 古谷弘 訳. 岩波書店, 1951 → 改版 1965) 経済の社会的構造 :…

ローマ帝国の歴史に学ぶ盛者必衰/栄枯盛衰の興隆と崩壊の原因となった優れた文化文明から学ぶ勤勉さ ~偉大な国が滅ばないための優れた他者の受容と勤勉【モンテスキュー『ローマ盛衰原因論』】

ローマと勤勉さ 〜偉い国が滅ばないためには...? 学ばなくなったことにより崩壊したかつての超大国 〜モンテスキュー『ローマ盛衰原因論』 ローマが栄えたのは異民族の優れた点から学んだこと ローマが衰退したのはローマ人が学ばなくなったから 偉くなり誇…

学習意欲のない勉強嫌いになっては折角の成功も失敗へと元の木阿弥 〜近代初期に成功した日本の立派さと、それに反する学びの拒絶

偉い事と学びと拒絶 〜次の時代の日本の態度は…? 偉いことと他を拒絶すること 過ぎ去っていく偉大さ 学ぶことに強みのある日本 偉いことによって失敗しないために 【アドラー,チャールズ『本を読む本』】 偉い事と学びと拒絶 〜次の時代の日本の態度は…? …

日本の成功の理由と原理原則の確立による成功法則の明確化 ~日本賛美により隠蔽される成功理由と次の時代の日本の選択

日本の偉さと原理原則 〜自己把握と基準による次の一手へ 日本とはなんぞや、という切実性 日本賛美の問題点とは? 優れている点については問題ない 理由の不明瞭な偉さは問題がある 優れている原理原則を探り確立すること 【加藤周一『雑種文化』/三島由紀…

加藤周一の雑種文化論における共存共栄としての日本文化 〜八百万の神々と同じく外国文化や世界の大思想が雑に同居してる

共存共栄としてよ雑種文化としての日本 〜加藤周一の日本文化の理解 日本の思想状況に対する知識人の共通認識 加藤周一ってこんな人 からっぽであることの強み 雑種文化としての日本 気になったら読んで欲しい本 【三島由紀夫『文化防衛論』】 【加藤周一『…

【まとめ】ウェーバーの社会学と資本主義のエートス『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』紹介/解説【27】

まとめ27 ウェーバーの社会学と資本主義のエートス『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』紹介/解説 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ27 ウェーバーの社会学と資本…

デュピュイ(仏 1804-1866) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

ジュール・デュピュイ(Dupuit, Jules) ジュール・デュピュイ(Dupuit, Jules) デュピュイ著作リンク一覧 デュピュイ著作一覧 Wikipedia デュピュイ著作リンク一覧 公共事業と経済学 (近代経済学古典選集 栗田啓子 訳. 日本経済評論社, 2001) デュピュイ著作一…

三島由紀夫思想としての日本評価の逆説的見解 ~偉大な文明国の世界の大思想と空っぽな日本

偉大な文明国と空っぽの日本 〜三島由紀夫の逆説的日本評価 からっぽの日本 偉大な文明の壮大な思想 日本に訪れる大思想たち 気になったら読んで欲しい本 【三島由紀夫『文化防衛論』】 【吉本隆明,中沢新一,梅原猛『日本人は思想したか』】 【加藤周一『日…

日本が大国から取り入れ自家薬籠中の物とすることとあまりに偉大な中国の拒絶 ~日本は後進国ゆえにヨーロッパ文明を学んだが、中国は超大国ゆえにヨーロッパ文明を必要とせず近代化に後れ衰退した

日本の取り入れと中国の拒絶 〜中国はあまりに偉大だったから衰退した? 外国文化と日本文化 自家薬籠中のものとする 超大国からやってくるものをずっと取り入れている日本 あまりに偉大で自足している中国 文化としての中国 偉大すぎて取り入れるのがちょっ…

『伝説巨神イデオン』とトラウマになりそうな死の表現 〜当たり前に死ぬ人々と現実と虚構による表現のズレ(死に様もなく死亡していく…)【富野由悠季】

『伝説巨神イデオン』と死の表現 『伝説巨神イデオン』のあらまし 当たり前のものとしての死 現実と虚構の死 宇宙規模の死と再生 参考となる本 【伝説巨神イデオン】 【大塚英志,ササキバラゴウ『教養としての〈まんが・アニメ〉』】 【アリストテレス『詩学…

『機動戦士ガンダム』のテーマと意味、または挑戦、挫折と成功/栄光 〜ロボットアニメの世界観とガンダムキャラクターの人間観【富野由悠季】

『機動戦士ガンダム』の挑戦、挫折と栄光 〜屈託した人間を描いて 削ぎ落とされるロボットアニメの世界観 スポンサーの意向と作品の攻防 ふるわぬ人気 〜子どもを飛び越えてしまった作品 私小説としての『機動戦士ガンダム』 打ち切りと真の視聴者たち 参考…

ピグー(英 1877-1959) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】

アーサー・セシル・ピグー(Pigou, Arthur Cecil) アーサー・セシル・ピグー(Pigou, Arthur Cecil) ピグー著作リンク一覧 ピグー著作一覧 Wikipedia ピグー著作リンク一覧 戦争と経済関係 (大日本文明協会刊行書 ロリア 共著, 村岡清次 訳. 大日本文明協会事…

【まとめ】ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係【26】

まとめ26 ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ26 ニュートンと科学 ~神の意図と自然の世界の不思議な関係 このまとめの…

『無敵超人ザンボット3』難民アニメとしてのトラウマ的テーマ ~または最終回におけるロボットアニメのお約束への富野由悠季の挑戦【富野由悠季】

難民アニメとしての『無敵超人ザンボット3』 構造的物語としてのロボットアニメ 〜型の踏襲と現実からの批判 富野由悠季の疑問 〜町は無事なのか? 設定の前提の矛盾を問題の焦点とする離れ技 日本文化と型の踏襲 参考となる本 【無敵超人ザンボット3】 【氷…

『海のトリトン』のピピ 〜子ども向けアニメに組み込まれた男女の姿【富野由悠季,手塚治虫】

『海のトリトン』のピピ 富野由悠季の『海のトリトン』 男女の物語としての『海のトリトン』 トリトン(主人公)を拒絶し続けるピピ(ヒロイン) ピピの事情 参考となる本 【手塚治虫『海のトリトン』】 【大塚英志,ササキバラゴウ『教養としての〈まんが・アニ…

スポンサーの意味とキャラクターグッズのビジネス展開と作品 ~ロボットアニメの制作費とスポンサーとしてのおもちゃ会社の意向と制作者の役割と葛藤

スポンサーとキャラクタービジネスと作品 〜制作費と売れることの狭間 ロボットアニメとおもちゃ会社 スポンサーと作品のちょっと嫌になりそうな関係 作品性と売り上げの葛藤 スポンサー主導と化したロボットアニメ 参考となる本 【山口康男『日本のアニメ全…

手塚治虫の倒産の危機とキャラクターグッズのビジネス展開 〜アニメ制作費(安い)のしわ寄せの苦境とスポンサーの意味

手塚治虫の危機とキャラクタービジネス 〜グッズ展開がないとやりくりも出来ないんですぅ〜 金のかかるアニメ事業 苦境に差し伸べられた手 キャラクタービジネスと手塚治虫の復活 キャラクターグッズとTVアニメ スポンサーとキャラクタービジネスと作品 参考…