日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

表現の話

手塚治虫の倒産の危機とキャラクターグッズのビジネス展開 〜アニメ制作費(安い)のしわ寄せの苦境とスポンサーの意味

手塚治虫の危機とキャラクタービジネス 〜グッズ展開がないとやりくりも出来ないんですぅ〜 金のかかるアニメ事業 苦境に差し伸べられた手 キャラクタービジネスと手塚治虫の復活 キャラクターグッズとTVアニメ スポンサーとキャラクタービジネスと作品 参考…

手塚治虫あれこれ…原稿、締め切り、逃亡、執筆 〜手塚治虫の漫画の描き方と締め切り破りの逃亡癖に代筆デビューの可能性や漫画の置かれた状況

手塚治虫あれこれ 〜原稿、締め切り、逃亡、執筆… 手塚治虫と締め切りやぶり どんなところでも描く手塚治虫 権威に弱かった手塚治虫 〜悪書漫画の苦悩 穴あき原稿と代筆デビューのチャンス 〜当時の若手漫画家の様子 参考となる本 【手塚治虫『ぼくはマンガ…

手塚治虫とアシスタントと週刊連載 ~天才漫画家の多忙な仕事の手伝いとしてのアシスタントにより可能となった週刊連載地獄

アシスタントと週刊連載 〜手塚治虫が残したもの 手塚治虫の影響 超多忙の手伝いからのアシスタント制 アシスタント制と週刊連載と過酷な漫画家生活 天才基準で作られた制度の困難 参考となる本 【桜井哲夫『手塚治虫』】 【手塚治虫『ぼくはマンガ家』】 ア…

日本における手塚治虫のアニメと制作環境 〜人も金も機材もない工夫により生まれた日本のアニメ

手塚治虫と日本のアニメとその体制 〜人も金も機材もない工夫 アニメーションの原理 コマ数と動きのなめらかさ 苦境の日本版アニメーションの打開策 参考となる本 【みなもと太郎『まんが学特講』】 【手塚治虫『手塚治虫original』】 手塚治虫と日本のアニ…

手塚治虫とディズニーと日本のアニメ 〜アニメーションというひとつのアメリカ文化に憧れた日本人の作り上げた新しい文化

手塚治虫とディズニーと日本のアニメ ~ひとつのアメリカ文化に憧れた日本人 手塚治虫の憧れたディズニー ディズニーとアメリカ文化のアニメーション 手塚治虫の志 〜日本でもアニメーションを! 日本版アニメーションの無残さ 参考となる本 【手塚治虫『ぼ…

よくわからない異世界=異文化の社会制度の理解 ~言語と数学による本質的な理解の方法(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』)

言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう! 未開部族とフィールドワーク よくわからない未開部族の制度 未開部族の制度と現代数学 構造主義と数学と言語 参考となる本 【橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内…

世界の本質と表現の方法 〜言葉の表現方法と数学による方法(付:ソシュール『一般言語学講義』/レヴィ=ストロース『野生の思考』/山口昌男『二十世紀の知的冒険』)

世界と本質的表現 〜世界って、どうやって本質的に捉えればいいんでしょうか 色々な文芸の違い 世界を本質的に捉えるには? 言葉によって捉える方法 数学によって捉える方法 言葉も数学的に捉える 参考となる本 【ソシュール『一般言語学講義』】 【レヴィ=…

エッセイと小説における観点/視点の違いと論述における世界の理解の違い 〜エッセイは私が主人公の小説だ(ちょっとちゃうやろ…)(付:モンテーニュ『エセー』/パスカル『パンセ』)

エッセイと小説や論述 小説と論述 〜世界への理解の仕方の違い エッセイの違いは? エッセイは書き手の視点で綴られる 参考となる本 【モンターニュ『エセー』】 【パスカル『パンセ』】 エッセイと小説や論述 ついでに小説とエッセイの違いについても少し考…

創作と論述 ~世界認識の共通性と表現や本質的理解の違い

創作と論述 〜周りの世界に対する表現の仕方が違う? 創作と描写 【モンテーニュ『エセー』】 論述と世界 創作と論述の違い 創作と論述 〜周りの世界に対する表現の仕方が違う? 創作と描写 創作は描写が入りますが、他の文芸ジャンルではまずありません。小…

言葉の表現におけるジャンル/分野の違い 〜小説、エッセイ、評論、論文の違い

言葉のジャンルの違い 〜小説、エッセイ、評論、論文…どこがどう違うんだろうか… 小説とはどんな表現か 書かれるもののジャンル性 書き手の立場の違い 参考となる本 【小谷野敦『評論家入門』】 【マルサス『人口論』初版/6版】 言葉のジャンルの違い 〜小説…

目に見える世界=空間と時間によって現れる言葉により起こる表現の分断 〜芸術表現によって変わる現実の姿(付:バルザック『ゴリオ爺さん』/山口昌男『山口昌男コレクション』『山口昌男ラビリンス』)

言葉と視覚世界 〜目に見えるものを言葉にすると世界は分断され置き換えられる? 恣意的な結合としての記号 小説と視覚世界 視覚=空間世界とその記号化 記号の並べ順=直線化 参考となる本 【バルザック『ゴリオ爺さん』】 【山口昌男『山口昌男コレクション…

言葉と時間 〜言葉の時間的連続性による時間芸術としての小説(付:レッシング『ラオコーン』/バルザック『ゴリオ爺さん』『従姉妹ベット』)

言葉と時間 〜レッシングを参考にしてみよう! 言葉の直線性=時間的 レッシング『ラオコーン』のお話 絵画=空間的芸術、小説=時間的芸術 描写による小説的時間の停止 小説的時間と直線性 参考となる本 【レッシング『ラオコオン』】 【バルザック『ゴリオ爺…

私が苦しい理由の特別視により理解しなくなる人の苦しみという問題 ~人の心はわからないから自分の苦しみほど他人は苦しんでいないと隠されてしまう他者の苦しみ

〝この私〟の苦しみにより見えなくさせる他者の苦しみ ~私の苦しみを叫べば、あなたの苦しみは消える。私の苦しみの具体性と他者の苦しみの類型化 苦しみとその理由 〜しかし理由はわからないこともある 【ヒューム『人性論』『人間本性論』】 他者と身内と…

人間の認識能力の限界としての苦しみから解放されることと理解 ~社会の諸関係の複雑さに対する自己の論理的思考から導き出せる答えの境界線

〝私〟の苦しみと人間の認識能力の限界 〜わからない、苦しい!そんな思いは人間の理解の限界を越えたところからやってくる? 日常の苦しみや愚痴 【ベイトソン『精神の生態学』】 見えない組織の必然性 【ウェーバー『官僚制』/カフカ『審判』/ベケット『ゴ…

なぜ私だけが苦しむのかという問題と解明されない世界の謎としての苦しみの原因やメカニズム ~苦しい私の人生と、陳腐化されて理解されてしまう逆転

〝私〟の苦しみとその受け入れられ方 〜苦しい私の人生と、陳腐化されて理解されてしまう逆転。私の苦しみは理解されない! 社会に雁字搦めな〝この私〟 〝私〟を叫べば芸術か? 【岩野泡鳴『泡鳴五部作』】 人生の構造/類型的受け入れられ方 苦しみを叫ぶだ…

社会と私の葛藤と戦う意味としての〝私〟表現 ~苦悩する感情の吐露としての私語りとその原因を探す格闘と向き合わないことによるブラックボックス化という隠蔽

社会と私の格闘としての〝私〟表現 ~苦しいのをわかるためにも向き合わなくちゃだめ? 社会と〝この私〟 【アリストテレス『政治学』】 〝私〟を描けば表現か? 苦悩の吐露とその源泉への格闘 【中村光夫『風俗小説論』】 苦悩との格闘の消去 〜ブラックボ…

私小説とは:よくわからない〝私〟としての表現と〝私〟に集約される社会の凝縮された具体性 ~社会のルールとはよくわからないまま縛る人間存在

社会の中の〝私〟の小説 〜具体的なものに満ちた私小説 社会を描くことと社会なるものの理解 【ルーマン『社会の社会』】 【ガレノス『身体諸部分の用途について』】 よくわからなくても雁字搦めに絡めとられている社会なるもの 社会の中の〝私〟としての私…