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まとめ10 言葉の在り方と創作の形 ~言語の直線性と視覚の空間的広がり
このまとめの要旨
言葉というものも規則を持っているのであって、その規則を通して私たちはコミュニケーションしてると思われる。しかも言葉の規則はより根本的なものと思われるので、権力や文化による規則の違いなどを越えた形でコミュニケーション出来るのではないか、というようなお話のまとめ。
書いたもの一覧
命令も言葉や論理によってしか伝えることが出来ない、それは命令する方でもされる方でも共通して言葉の規則に従っているからだ、ーというようなお話。
権力関係にある両者も権力関係だけでなく言葉の規則にも共に従っているので、権力に従いながらも言葉の面で抵抗することぐらいは出来るかもしれない、ーというようなお話。
言葉に規則があるように文化にも規則があって、違う文化の人は異なる規則に従って生きる他者だけど、言葉の規則=論理は文化よりもっと先に持っているはずだから、論理によって他者ともコミュニケーション可能なのでは、ーというようなお話。
言葉って音の組み合わせであり、言葉の組み合わせでもあって意味をなすけど、そうした言葉も順番に現れてくることによって理解されてるよね、ーというようなお話。
となると言葉は直線的な形をして現れてくるのであって、論理もまた直線的に説明してくるのかも、ーというようなお話。
こうして直線的に現れてくる言葉っていうのは文学/小説の面でも考えられていて、レッシングという昔の批評家は小説は時間的芸術で、絵画は空間的芸術だ、って考えたらしいよ、ーというようなお話。
でも言葉って本当に現実に現れているものを正確に捉えているのだろうか、そもそも言葉として表している時点で現実からズレてるんじゃないかな、ーというようなお話。
じゃあ言葉の意味はどうやって決められてるのかっていえば、ソシュールっていうとっても偉い言語学者によればけっこうそれ自体はいい加減なんだよ、ーというようなお話。
そしてまた普通に目に見えているものを言葉にして言葉だけの世界を作ってみれば、途端に変な世界になって現れてくるようにも思えるね、ーというようなお話。