日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

歴史的変遷による社会・政治・経済システムの変化と人類の移動による近代化 〜土地から生産へと経済の在り方が変わり、共同体から社会へと社会の在り方変わった

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前回のお話

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近代化と人の大移動 〜土地から生産へと変わり、共同体から社会に変わった

権力の腐敗について書いていたのですが、途中空気を読むことについて書いていたので(それはもう投稿した)、続けてなにを書くつもりだったのか忘れてしまいました。そこで保守とか左翼とか書いてて、社会の変化によって現れてきたんだよ、といったようなことを書いたような気がしますので、同じように近代化と共に現れてきた変化について書いてみたいと思います。

 

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歴史の推移と思想の誕生

保守がフランス革命によって現れて、左翼が産業革命によって生まれたのだとすれば歴史的な変化によって生まれたといえますね。その時々の変化より要請されるような形で思想が必要とされたといえるでしょうか。しかしそのそもそもは歴史的な推移による社会の変化によるものなわけですね。

 

保守がフラン革命によって封建領主の支配する世界が崩れたことによって起こり、左翼が資本主義の成立によって共同体や職人世界が崩壊したことによって起こったとすれば、両方とも旧世界の社会秩序が崩壊したから生まれたことになります(あ、ここでも両者の共通する点がありましたね。しかもこの場合共に過去と現在に対して自分の立場を築いているという点では同じですね)。

 

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こうした旧世界の崩壊により新世界が相貌を現してくるわけですが、それがどんなもんになるのかわかりません。今でもネット社会はどうなるのか不透明ですし(特に権力との関係はどうなるのでしょう)、ましてやAIやロボットが当たり前になる次の世界がどうなるかは想像の範疇を越えません。しかしそうした新世界が目の前に来つつあるということを意識して、人間(もしくは理性)は色々と考えざるを得なくなってしまいます。

 

それと同じように昔も色々と考えられて、そこから今日まで続くような考え方ができて、それに沿って生きているような世界が近代だといえるかもしれませんね。

 

人々の移動という大変化

そしてこうした社会の変化に人の移動もありました。

 

旧世界であれば土地が経済の中心でしたから大半の人は土地に縛られて生きていました。それが生産が経済の中心となって工場労働が大半になりました。そのため人々は工場(のちに企業)に縛られるようになりました。そうしたところで働く方が比較的に(そして多分それ以前に比べて圧倒的に)収入がよくなるからです。

 

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封建領主の時代は土地に縛られていたので生まれ故郷の村=共同体から一歩も出ることなく生涯を終えることも珍しくなかったそうです。しかし生産中心になりますと、工場に国中から人が集められなければなりません。今まで共同体の中で生きてきた人々は、いきなり共同体の外の世界へと引きずり出されることになりました。そしてそれまでは共同体のルールに従っていたものが、お互いに余所者同士にしかならないような関係性で集められ暮らさなくてはいけなくなりました。

 

こうして私たちの生きている世界は共同体から社会へと変わった、ということになるようです。

 

次回のお話

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気になったら読んで欲しい本

 

新睦人他『社会学のあゆみ』(1,2,新) 

社会学って結構新しい学問なんですが、それは社会というものがこうした人間の移動によって共同体ではない人々の現れ方をすることによって要求されてきた学問だからだ、というようなことをどこかで読んだ覚えがあります。と同時に社会学は近代社会学にしかならない、ともどこかで書いてありました。その理由は上に述べたような経緯が正しいのだとすればなんとなくわかるような気がしますね。

とりあえず社会学のいい入門書ということでこれらの本を載せておきたいと思います。ただ私は読んでいません。とほほ。

 

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お話その149(No.0149)