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まとめ45 TVとYouTuber、もしくは新しい表現と能力 ~新世界における新世代と今昔
このまとめの要旨
TVとネットに起こった新しい世界としての変化を、似てたり繰り返したり、また新たになっていたりという点を書いてみたもののまとめ。結構長めの文章が多いかもしれません。
書いたものの一覧
80年代にTVを素人の時代と呼んだ時期があったのですが、それはかつての師弟関係の中から出てきたのではない芸人の登場によってお笑いの文化自体も変化していったという側面もあり、しかし今ネットに現れてきた新しい人たちもこの頃のTVと似たようなものであって、ーというようなお話。
とはいえ80年代の素人たちは今日まで残ったので、出自は素人だったかもしれないけど磨いた芸は間違いなく実力者のものになっているわけで、今日のYouTuberたちはそんな実力を身につけるのか、ーというようなお話。
しかし今の実力者たちも最初はTVという場で新しい人として現れたけど、それはTV自体が未開拓な側面もあったからで、今のネットも同じように未開拓だから大挙して人が訪れているけど、そのうち飽和状態になれば実力者同士のひしめきあいになって今のTVと似たようなものになるのかも、ーというようなお話。
そもそも新しい分野には先行者が誰もいないから自由だし、なんの蓄積もない者であっても偉くなれる。それは演者だけでなく観客にも当てはめることで、誰もいないことによって一番であることを得られるので集まってくるのでは、ーというようなお話。
とはいえ新しい世界は自由な分なにも決まっていないので自分たちですべて決めていかなければならず、それは素人の能力では無理な話で、他の分野で培った能力のある者においてこそ可能でしかないのかもしれない、ーというようなお話。
しかしそんな新しい世界は誰もいないがゆえに無法地帯でもあり、そのため多少の無茶は見過ごされるかもしれない。だがその新しい世界がもっと広い世界に知られることによってそんな無法状態は許されなくなって、結局旧い世界の一部として組み込まれて終わるかもしれない、ーというようなお話。
なにより大事なのは結局能力であり、そんな無茶をしてもフォローしてくれるだけの体制がなければ安心してやっていけないので、そのうち今の芸能界と同じように事務所や編集者みたいなのが必要不可欠になってしまう日が来るかもしれないね、ーというようなお話。