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まとめ41 大衆とメディアと集合表象とアノミー ~維持されない価値観と近代的必然性
このまとめの要旨
現代社会が集合表象のころころ変わる世界だと仮定すれば、そこに生きる人たちはみな潜在的にアノミーになりやすい側面があり、同時に大衆としても逃れにくいのかもしれない、というようなお話のまとめ。
書いたものの一覧
人間は子供の時に得たものが一生を規定するとするならば、メディアによって与えられる価値観(集合表象と捉えてみる)によって都市の人々は規定されてもいるのではなかろうか、ーというようなお話。
そして都市のメディアはころころと変わっていくが故に、幼少期から与えられた価値観もメディアの水準でころころ変わっていき、メディアの表象たる集合表象との一致も得られなくなってアノミーになりやすいのでは、ーというようなお話。
しかしメディアによる情報やイメージの頻繁な変化は見知らぬ世界についての情報を無視して動くことの出来ない現在の社会システムの中どうしても必要で、その変化する様子を無くすことも固定化することも出来ない、ーというようなお話。
また都市自体も開発や店舗の入れ替わりなどによって固定した姿ではいられず、記憶の中に留めている風景も現実では変わってしまっていてアノミーになりやすいのかもしれない、ーというようなお話。
アノミーってそもそもどんなかんがえかたなのかといえば、集合表象との不一致からくる混乱状態のことを意味するのであって、その結果自殺してしまうこともあるんだよ、ーというようなお話。
しかしそんなアノミーとなりえるような集合表象との不一致は現代社会では当たり前に存在してしまうので、現代人にとってはアノミー化が避けられないものとしてあるのかもしれないね、ーというようなお話。