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まとめ2 ゼノンのパラドックス/アキレスと亀 ~論理的思考と矛盾
このまとめの要旨
ゼノンのパラドックスのお話から、論理と実際の不一致が起こるにもかかわらず、論理の範囲においては間違いなく正しい、といったことが起こる。そしてそれだけでなくそうした不一致にもかかわらず、重大な問題も論理によって考え判断されて実行されていかなければならないんだけど、それで上手くいくのかどうかはこれまたわからなくて大変困ったもんですね、というようなお話。
書いたもの一覧
ゼノンのパラドックスの説明。足の速いアキレスはいくら亀を追いかけても抜くことは出来ない、という有名なものですね。ーそんなお話。
そのゼノンのパラドックスですが、実際には簡単な亀を追い抜けます。なのになぜか理屈の上では追い抜けないということが正しくなってしまいます。それは論理と実際との間にズレがあるからですね、ーというお話。
そのためどれほど一生懸命考えてみても、それがいくら論理的に正しいと判断されても、実際にやってみるとうまくいくとは限らない、ということを将来の選択を例にしながら書いてみました。ーそんなお話。
にもかかわらず考えるとかでしか人は先々のことを判断することが出来ないので、やっぱり論理的に考えて判断するしかない、ーというようなお話。
そうした論理と実際の不一致から、先のことは確かなものとして判断することが出来ないにもかかわらず重大な社会問題も決めて実行していかなければならないのであって、ましてやそんな社会問題を実験して確かめてみるわけにはいかない、ーというようなお話。
で、よくわからんのに自分では正しいと思って社会実験みたいな形でやってみなはれ、と身勝手な応援してしまうのは、ある意味では社会主義が失敗したことと似たようなものになるんじゃないの、ーというようなお話。
またそんな社会実験となってしまったマルクス主義でも、もとのマルクスの考えからけっこうズレて理解したり実践したりしてたのではないか、そしてもとの考えを学んでズレないってのは実はかなり難しいんじゃないの、ーといったようなお話。