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まとめ8 命令と言葉の規則との関係と、抵抗すべき論理と言質
このまとめの要旨
命令に従うことによって色々と問題も起こってきそうだけど、やっぱり権力関係の中にいれば命令は従わなくちゃいけないかもしれない。けどそんな命令も言葉によってなされるわけで、言葉の規則を知ったり利用することによって対処することもあるかも、というようなお話のまとめ。
書いたもの一覧
アウシュビッツに従事したアイヒマンが、なぜそんな残虐なことが出来たのか、と裁判で問われ、命令だったから、と応えた、という話から、盲目的に命令に従うことの問題について書いてみた、ーそんなお話。
命令に従うことは権力関係においては仕方ないのかもしれないけど、その責任の所在に対しては命令者に質問することによってなんとか明確にすることぐらいは出来るかもしれない、ーなんてお話。
命令っていうものも命令者が実行者に説明することによって可能となるはずだから、その説明を受ける際に命令者の責任もつけないこともないかな、ーっていうお話。
命令が説明によってなされるのならば、それは同時に言葉によって伝えられることでもあって、すなわち言葉=論理によって命令もなされる、ーっていうお話。
たとえ命令を可能とする上下の権力関係があったとしても、その権力があるにもかかわらず言葉を使ってしか部下になにかを従わせることは出来ないのでは、ーというようなお話。
命令や権力も言葉ならば、そもそも言葉の規則によってそうした関係も理解できるかもしれないけど、こうした言葉だけでなくて文化にも規則があって、他文化の人には他者として接せざるをえないんだよ、ーというようなお話。
言葉の規則っていうものも色々あるけど、そのひとつに順番に現れてくるものに従って意味が理解されてくるもんじゃないかな、ーっていうお話。