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まとめ25 デカルトの哲学と考え方 ~自我と個人、自然の世界の転換『方法序説』『幾何学』紹介/解説
このまとめの要旨
今まで書いてきたものの中からデカルトに関するものをまとめてみました。多少デカルト以外のものも含まれていますが、それなりに関係ありそうなので一緒に並べています。興味ありましたらご覧ください。
書いたものの一覧
デカルトはあらゆるものを疑って近代哲学の基礎を築いた人だけど、その疑ったものの中には社会的な価値観もあった、ーというようなお話。
デカルトの行ったことは基本的に神から人へ、ということであり、あらゆる価値観を基礎づけるものを神さまから人間へと転換させたことだと思う、ーというようなお話。
デカルトは自我の発見者とも言われるけど、それは世界を認識しているのはこの私以外にはありえない、という確信によってだろう、ーというようなお話。
デカルトの方法は簡単に言えば分解して考えるということだけど、それによってあらゆるものを考え尽くせた、と豪語するので、私たちも便利なので使ってみましょうね、ーというようなお話。
デカルトの行ったことのひとつに空間を数学的に捉えるといったものもあるけど、それがどうして重要だったのかといえば、それまでは世界っていうのは神さまが作ったものとしてあったので、そもそもの意味づけを変えてしまったんだよ、ーというようなお話。
その結果自然世界は神の被造物から単なる物と化して、そのため客観的に捉えて分析することも可能となり、近代科学へと道が開けてきました、ーというようなお話。
そして空間を数学化することによって他のものは入り込む余地がなくなり、神さまの居所が自然世界から失われました、ーというようなお話。
そして空間の数学化が遠近法を生み出し、一見数学とまったく関係なさそうな芸術の世界にで大きな影響と変化を与えたのでした、ーというようなお話。
しかしニュートンはまだ自然に神の意図があると信じ自然世界を研究することによって神に近づこうとしたのだけれど、その結果近代科学の礎である物理学を生み出したのでした、ーというようなお話。