まとめ22 民族宗教と世界宗教(身内と普遍性) ~自分のこととみんなのことの違い
このまとめの要旨
普遍的な価値観や思想というものはいきなり現れてくるわけではなくて、まずは自分たちのことだけを考えている民族宗教のような形の思想の在り方があって、それを乗り越えていくような形をして新たな普遍的な世界宗教として歴史の中で登場したようだよ、というようなお話のまとめ。
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普遍的な思想というもはユーラシア大陸にあるものばかりのように見えないこともないけど、それは知られて利用されたものがユーラシア大陸産の大思想だけで、他のところにあるかもしれない大思想はもしかしたらどこかにあるのかも、ーというようなお話。
普遍思想の前段階としての民族宗教としてのユダヤ教っていうものをどんなもんか簡単に説明してみた、ーそんなお話。
民族宗教は基本的に自分たちの文化圏のことだけを考えていて、余所者はまともに人間扱いもしていないことをアリストテレスの哲学をちょっと紹介しつつも説明してみたーそんなお話。
では身内のことだけを考えるような民族宗教に対して普遍的な大思想へと変貌した世界宗教はなにを成し遂げたのか、それは人間としてみなすのを身内だけでなくすべての人に広げたこと、それによって普遍性を獲得したのだ、ーというようなお話。
そしてこうした民族宗教と世界宗教、または身内の価値観と普遍性の関係っていうのは宗教や思想、文化圏だけに限らず、私たちの生活の日常にも似たようなことは起こってるよね、ーというようなお話。