日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

資本主義における生産の必然的結果としてなぜ環境破壊は起こるのか 〜商品の生産をし続けるシステムとしての資本主義の問題点【マルクス『資本論』】

資本主義の生産と環境問題 〜解決策は…難しそうですね 現代資本主義状況とマルクスの非難 資本主義の他の問題点 生産のために必要となる物資 使い続けられる物資 資本主義の運動の結果としての環境破壊 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『資本論』】 …

資本主義の問題点をわかりやすく言えば、そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるってこと? ~マルクスが何故アダム・スミスの労働価値説を批判したかといえば、労働力はそのまま賃金が支払われるわけではなく差額こそが資本家の儲けになるかららしい【マルクス『資本論』】

資本主義の問題点 〜そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるって? マルクスと労働力 商品から労働力の差額が儲けとなる 物の価格と労働力 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『経済学批判』『資本論』】 【アダム・スミス『国富論』】 資本主義の問題点…

地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム:経済のグローバル化のひとつの理論 〜中心と周縁の近代世界システムによる搾取のメカニズム【ウォーラーステイン『近代世界システム』】

地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム 地球規模のシステムとしての資本主義 中心と周縁の搾取のシステム 中心の移動と周縁の変化 地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム 気になったら読んで欲しい本 【ウォーラーステイン『近代世界シス…

ウェーバーの禁欲的エートスを持つ経営者とゾンバルトの贅沢な享楽的消費者が必要な時代の違い 〜資本主義の成立要因と発展段階

禁欲と贅沢が必要な時代の違い 〜成立と活発化の燃料の違いでしょうか ウェーバー流禁欲的経営者 ゾンバルト流享楽的消費者 資本主義の発展段階と求められる態度の違い 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精…

贅沢の意味をわかりやすくいうと、経済を回す原動力で“贅沢は敵だ”は誤り? ~節約しないお金の無駄遣い方が経済活性化はなされる【ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本主義』『ユダヤ人と経済生活』『ブルジョワ』】 

贅沢は味方です? 〜無駄にお金を使えば、回る回るよ経済は回る… ゾンバルトの資本主義の成立条件 〜お金を使いまくる贅沢 商品も 売れなきゃただの 在庫山 贅沢、恋愛、戦争… 気になったら読んで欲しい本 【ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本…

分業の意味とメリットとアダム・スミスの『国富論』。機械化/自動化による効率化と大量生産の誕生 〜エートスとは異なる資本主義成立の要因

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり アダム・スミスと分業 分業と大量生産 分業と機械と資本家階級 気になったら読んで欲しい本 【アダム・スミス『国富論』】 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 分…

【伝統と合理性】エートスの形成を阻害する社会の伝統性と、合理性の追求を可能とする近代教育や社会にいきわたっている既存の公共志向な思想の必要性について【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『支配の社会学』】

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです 資本主義の成立と成立後 世界化する資本主義とエートス 資本主義を担う、エートスのある層 共同体と近代社会と経済圏 日常を超えた普遍的な価値観の必要性 気になったら読んで欲…

カルヴァン派の予定説による職業倫理と蓄財によって成立した資本主義 〜救済の宿命の決定と不可知により生じる不合理な動機による合理化【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

カルヴァン派の予定説 〜わからないから、がむしゃらに 人間が救われるかは最初から決まっている? 最初から決まっているのに善行は必要か? よくわからないからがむしゃらに 不合理的な動機と合理性 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタン…

エートスの意味(自分の内面を規律する倫理)によって個人が自律的行動をすることによって機能する資本主義 〜日本におけるエートスの保持した層としての武士階級【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

エートスによって機能する資本主義 〜日本は武士にエートスがあったとさ エートス 〜内面を規律するもの 価値観と行動の規律 エートスの有無とヨーロッパ産資本主義の移植の困難 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本…

資本主義とは簡単にいうと何か/資本主義の成立において働くことと遊ぶことの結果と差 〜人生を楽しむ浪費とは異なる神意に適った勤労/労働のための事業投資による資本主義の運動の回転率【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率 資本家階級と宗教的動機 働くためにお金を使う 〜事業投資の高速回転 遊ぶことと働くことのその後の差 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 …

働くことの意義や意味とは何か。遊び目的のための金儲け主義と、働く目的自体に価値を見出すものとしての労働 ~資本主義の二つの動機と目的【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ 労働が目的としての近代資本主義 プロテスタント・カルヴァン派の勤労の精神 産業時代の古くて新しい価値観 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精…

動機の宗教性 〜宗教によって支える人間の動機と規律としてのエートスと影響関係【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】

動機の宗教性 〜ウェーバーの宗教社会学のはじまり 宗教と科学 ウェーバーの宗教社会学 宗教的な動機と資本主義 気になったら読んで欲しい本 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 動機の…

ニュートンの意味。神意を探り理解することによって神に近づこうとした自然世界の究明としての近代科学/物理学の出発点 〜ニュートンの目的としてあった宗教的動機

神の意図を究明するための自然世界 〜ニュートンの目的 ニュートンと物理学/科学 神の意図を知るための自然世界の解明=物理学 ニュートンと宗教的意識 気になったら読んで欲しい本 【世界の名著『ニュートン』】 【島尾永康『ニュートン』】 神の意図を究明…

数学と芸術の関係性 ~線で遠近法を可能とした空間の数学化の意味と近代西洋絵画の独自性【クライン『数学の文化史』】

数学と芸術/遠近法の関係 〜ヨーロッパと近代絵画と遠近法 物を物としてだけ捉える空間の数学化 線と点としての空間 空間の数学化と遠近法 数学と芸術 気になったら読んで欲しい本 【クライン『数学の文化史』】 【ゴンブリッチ『芸術と幻影』】 【デカルト…

デカルト哲学『幾何学』における空間の数学化による自然世界=物の転換と神意による意味づけの排除【デカルト『幾何学』】

空間の数学化 〜物質以外は空間を占めない。ので神は追い出された 空間と物と数学者デカルト 空間の数学的認識の試み 空間の数学化による神の意図の排除 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【ベル『数…

創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換

神の被造物からただの物 〜自然観の転換 創世神話と自然世界 神の被造物としての物 物の数学的認識と神意の切断 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【福翁自伝】 神の被造物からただの物 〜自然観の転…

近代における数学の世界と中世における神の世界 〜自然についての理解や認識の変化と決定的な世界認識の転換

近代の数学的世界と中世の神学的世界 〜自然ってなんなのだ、というところから始まってると思います 世界の数学化 自然世界の認識 神の作った物理的世界としての自然 気になったら読んで欲しい本 【クライン『数学の文化史』】 【グラント『中世の自然学』/…

デカルト『方法序説』の考える方法 〜正しいもの以外は認めず、問題の分割し、簡単なものから順に考え、最後の全部検討する、という4つの規則【デカルト『方法序説』解説/紹介】

デカルト『方法序説』と考える方法 〜デカルト曰く、これですべて考えつくせる、とのことです 考えるための4つの順序 デカルト曰く、あらゆる問題をこの方法で考え尽くせる 証明された正しいものとしての数学 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序…

人間精神の外から与えられる社会認識と精神の内で自我によって疑う態度 〜デュルケームの集合表象とデカルトの自我の違いや対比と理解の順序と必要性

社会から与えられる認識と疑う態度 〜どちらも間違ってないのかな 懐疑と信用 デュルケームとデカルトはどちらが正しいの? 〜多分どっちも正しく、順序が違うだけ 絶対的な正しさの根拠はどこにあるの? 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』…

フランシス・ベーコンの4つのイドラと世の中 〜疑うべきものとしての社会認識と与えられる社会的価値と懐疑し認識する者としての自我

疑うべきものとしての社会認識 〜フランシス・ベーコンの4つのイドラ デュルケームの認識の社会起源と疑うべきもの 認識の根拠としての社会と、信用にたらぬ臆見としての社会認識 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【ベーコン『ノヴム・…

我思う故に我ありの意味と、自我の哲学の発見と個別化される人間 〜様々な価値観を懐疑し最後に残された疑う者としての我【デカルト『方法序説』】

自我の発見と個別化される人間 〜デカルトの疑問と共に あらゆる価値観を疑ったデカルト 物事を認識するのはこの私(=自我)において他にない 個々として決定的に違う存在としての自我 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 自我の発見と個別…

デカルトによる認識の転換によって生まれた近代的自我としての認識者 〜神から人間への理性の使い方の変化【デカルト『方法序説』】

デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている 神によって与えられるかしこさ 頭の良し悪しは頭の使い方の上手下手である 神から人間へと移った認識の根拠 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【新版 哲学・…

人間に与えられる社会認識の問題と、それに対する自我 ~デカルトの懐疑した社会的価値と疑う自我の発見【デカルト『方法序説』】

社会からの認識の問題と、それに対する自我 〜まずはデカルト 社会の価値観と危険性 デカルトと自我と疑うべきあらゆるもの 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 【トマス・アクィナス『神学大全』…

人間精神の認識の根源としての社会 〜人間外に存在する社会的価値観としての集合表象

人間の認識の根源としての社会 〜集合表象っていいます 社会学的な宗教の在り方と社会の在り方 人間の認識は社会(集合表象)から与えられる 私たちの価値観もまた世の中によって形作られている? 内と外の価値観の正統性と異端 気になったら読んで欲しい本 【…

デュルケームの集合表象とはなんだろう 〜未開部族の宗教/非合理なトーテム神という社会的事実の例から導き出される集合表象という概念

社会学としての宗教 デュルケームの社会学 未開部族の非合理的なトーテム神 社会的事実としてのトーテム神と集合表象 気になったら読んで欲しい本 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 【デュルケーム『社会分業論』『自殺論』『社会学的方法の規準』『…

我々の生きる現代社会と属する世界の価値観とは ~宗教は社会学され価値観を基礎づける原因を発見しようとする

自分たちの属する世界と価値観 〜宗教は社会学される 宗教以外に価値観を基礎づけるもの 社会学と宗教 気になったら読んで欲しい本 【新睦人『社会学のあゆみ』】 自分たちの属する世界と価値観 〜宗教は社会学される 宗教以外に価値観を基礎づけるもの 民族…

自分のことだけ考える当たり前とそれぞれの宗教と様々な価値観 ~自分たちの規則/価値観を基礎づけるための民族宗教

それぞれの宗教とそれぞれの価値観 〜でも自分たちの価値観は自分たちのものだし、自分たちの中でしか伝えられないし 自分たちのものとしての規則 自分たちのための規則=余所者とは違う規則 自分たちの規則を基礎づけるものとしての民族宗教 気になったら読…

自分のことだけ考える民族宗教から、普遍的価値ある世界宗教への思想的大転換 ~身内を超えた普遍性あるすべての人へ

世界宗教の思想的大転換 〜身内からすべての人へ 身内を超えた、普遍性への思想 モーセとユダヤ人、イエスと全人類 身内だけでなく、すべての人を人間に 普遍宗教のキリスト教の根となるユダヤ教唯一神 気になったら読んで欲しい本 【橋爪大三郎,大澤真幸『…

神との契約と契約概念における自分を守るための守護者という民族宗教的認識の問題点 ~自分たち以外の人に厳しい余所者人間観

民族宗教的認識の問題点 〜自分たちだけで、余所者は人間じゃないんです 自分たちのことを考える民族宗教的認識 一神教と契約概念 民族守護と神 アリストテレスの余所者人間観 〜動物以上、人間未満 気になったら読んで欲しい本 【佐藤優『交渉術』】 【山川…

【ユダヤ教とは何かわかりやすく】普遍性のある世界宗教の前段階としての民族宗教:ユダヤ教の場合 ~多神教と異なる特異な一神教を生んだ時代の敗北者としてのユダヤ人

普遍性の前の民族宗教:ユダヤ教の場合 〜いじめられっこのユダヤ人 普遍性としての世界宗教 共同体的な民族宗教 ユダヤ教徒特異な一神教 敗北者としてのユダヤ人 概念内における絶対勝者としての唯一神 唯一神という世界史上稀有な概念 気になったら読んで欲…